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超特急が語る、新体制の決意とメンバーの絆 「これまでよりダンスも歌も特化していく」

2018年04月03日 18:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 グループ史上最大の観客を動員し、公演ごとにまったく違うコンセプトで魅せたアリーナツアー『the end for beginning』終了直後に、新体制となることを発表。「前だけを向いていく」という意思のもと、6人体制での活動をスタートさせた超特急が新たなスタートを切る。ニューシングル『a kind of love』(4月4日リリース)に込めた思い、そして5月からのアリーナツアー『Sweetest Battle Field』でのもくろみとは? “新体制になったことで歌やダンスに生まれた変化”といったテーマも通して、これからの超特急が目指す場所、そして彼らの変わらぬ8号車への思いが伝われば幸いだ。(古知屋ジュン)


・もっともっとパワーアップしていきたい(タカシ)


ーー新曲の話の前に、6人体制最初のステージということで、2月に出演したイベント『PERFECT VALENTINE 2018』について振り返っていただけたら、と。かなりエンタメ性が強いステージでしたが、セットリストはどういう風に決めたんですか?


タクヤ:ユーキを中心に、自分たちで話し合って決めましたね。


ユーキ:共演のRADIO FISHのShow-heyさんに振付していただいた「Beasty Spider」をあえて頭に入れて、ギャップを狙いにいきました。


リョウガ:「かっこいい系のクールなグループなんだ」と1曲目で思わせておいて全然違うというね。


タクヤ:とりあえずコントがめちゃめちゃ楽しかったです。あと僕とリョウガでやった超特急アレンジの“武勇伝”とか。


タカシ:まさかの「バレンタイン・キッス」とかもやったもんなあ(笑)。


ーー6人になった超特急が最初にどういうステージをするのか、8号車もドキドキしていたと思うんですよ。でもタカシさんがヒロイン役のコントを曲に組み込んだり、RADIO FISHとのコラボがあったりでスペシャル感が強かったですし、8号車以外のお客さんもすごく盛り上がっていて。


リョウガ:セトリを決めるときにユーキともいろいろ話して「6人体制で披露する一発目のライブだから、セットリストも節目らしいものにしようか?」みたいな話も出ましたけれど、超特急主宰ではないフェスの場ですし、そこにこだわりすぎるのは違うなということになって。6人になっても超特急は超特急だから、やることは変えずに。以前と同じ超特急らしさをさらにパワーアップさせたような、勢いのあるステージにしよう、という気持ちでやっていました。あの日は8号車が会場にどのくらい来てくれているのかもわからないし、1人脱退ということでファンの期待を裏切るような形になってしまったので、今までのように元気にコールしてくれたり、盛り上がってくれるのかという不安もあったりはしたんですけど……結果、まったくそんなことはなくて、いつものライブよりも大きいくらいのレスポンスがあったので。僕らみんなが背中を押されるような、8号車のパワーを感じた1日になりました。


ーータカシさんはこれまでの2人分の歌パートを1人で担うことになりましたけど、一発目のライブの手応えは……?


タカシ:僕としては“自分でできることはすべてやろう”という気持ちで挑ませていただいていて。反省点が全然ないと言ったら嘘になりますし、ステージを楽しみつつも、その反省点をどういう風に改善していくべきなんだろうな? と冷静に考えている自分もいました。でもあの日は8号車の方々にすごく助けられたなと思ってましたね。曲を口ずさんでくれてる人、全力でコールしてくれたり、ペンライトを振って応援してくれている様子も見えたし、それを見て落ち着けたというか……改めて感謝したいし、だからこそ、もっともっとパワーアップしていきたいと思いました。


ーーそのタカシさんの様子を、メンバーのみなさんはどう見ていたんですか?


ユーキ:タカシに限らずですけど、みんなで一つのものを作っていくという感じで、全員が高いエネルギーとテンションでステージに向き合っていたところはあったので。あのときに出せる超特急の力はフルに発揮できていたと思います。みんながみんな、気合いが入ってましたし。


ーーワンマンよりもこういう形でライブを始められたのが、いい結果を招いたということですよね。


タクヤ:確かに、そうですね。


カイ:いきなり単独だと、不安な気持ちが大きい8号車の方も多かったと思いますし、ライブでもノリきれない可能性もあったと思うんですよ。8号車からはメンバーが6人になったという見え方だったと思うんですけど、iKONさんやRADIO FISHさんのファンの方のように超特急を6人組として見てくれるお客さんもいたので、僕らが純粋にあの場でできるパフォーマンスをできたのかなと思います。


ユースケ:8号車のみなさんも僕らがパフォーマンスを始めたら自然とついてきてくれたし、みなさんのレスポンスが嬉しかったですね。


リョウガ:客席降りの時間も設けられていて、お客さんと接する時間が多めだったこともあって、かなり身近にみなさんの表情だったりリアクションを感じることができたんですよ。それは僕たちにとっても大きな糧になりました。


・いろんなことに6人と8号車で挑戦していきたい(リョウガ)


ーーそしてニューシングル『a kind of love』は、もうロードムービー風のMVが公開されてますね。あれにはストーリー設定みたいなものはあるんですか?


リョウガ:あれはストーリーものというより、6人体制になった僕らの決意が込められたものになっていまして。改めて一人ひとりが集まって、ひとつの目的地に向かって走っていく……というのと、“これからもっと羽ばたいていきたい”という意味で空を飛ぶということ。そしてスカイダイビングは僕たち全員にとって初めての挑戦だったので、これからももっと、今まで以上に新しいこと、いろんなことに6人と8号車で挑戦していきたいという、意思表示に溢れたものになっているんですけども。


ーーMVが公開されてから、ストーリー設定について8号車たちがああでもない、こうでもないと論議しているのをTwitterで見かけました。


リョウガ:ああ、そういうのは嬉しいですね。細かいところを見れば、最初のほうにレールが映って、メンバーで一番最後にタカシが加わる辺りなんかが、深読みしようと思えばできるし、見る人によって印象が違うようなMVになっていると思います。


ーー“一人ひとりの身に着けている服や小物の色にも意味がある”説もありました。


ユースケ:ああ、なるほど。色ですか!


カイ:一度そういう、ちゃんとした答え合わせみたいなこともやってみたいですね。


リョウガ:いろんな風に当てはめることもできるとは思うんですけども。全体的には今の超特急を表したものにはなっていると思いますね。僕らはこれまで目標は東京ドームだと言ってきたし、その目的地は変えずに進みたいので。


ーーここで改めて、みなさんが思いをひとつにされたと。


リョウガ:この体制になって、改めて6人の絆が一段と深まった感じがしますね。


ーー歌詞もいろんな感じに読めると思うんですよ。恋愛やファンとの絆を描いた話にも読めるし、卒業みたいな別れだったり、新たな出発を描いてもいて。歌うタカシさんはどういう絵を想像しながらレコーディングしたんですか?


タカシ:ざっくりしたイメージですけど、聴いてて幸せになれるとか、ハッピーだったり笑顔になれる、そういうものを想像しながら歌いました。自分がデモを聴いた段階で、なんだか自然と笑顔になれたんですよ。その印象を聴いてくれる方にも届けられたらいいなって。街でこの曲を聴いたときに、僕と同じように「なんだかわからないけど笑顔になれるな」と思ってもらえたら嬉しいです。だからこそ、歌にもひとつひとつの言葉に意味を持たせるような表現力が必要だと思ったし、誰が聴いても伝わるようなわかりやすい表現を、この曲では目指しましたね。


ーーこれまでの作品に比べて、レコーディングに苦戦されたりとかは?


タカシ:レコーディング自体よりも、そこに行き着くまでの過程に時間がかかりました。ボーカルが一人だけになったんで、4分間を全部同じような声のトーンにしてしまうと、人によっては飽きてしまうかも? と思いましたし、自分がこういう風にしてみたいと思って挑戦した部分もあったりして。何せ一人で作品を作り上げるというのが初めてのことなので、“さあ、どうしよう?”って感じでしたから、最初は。


ーー結果的に1曲の中に自然にいろんな表情が出ていて、タカシさんの歌がこれまでと比べて格段にバージョンアップした感じがありました。他のメンバーのみなさんは、仕上がった曲を聴いてどんな印象を受けました?


タクヤ:6人体制になっての決意表明にぴったりだと思うし、爽やかで、明るくて……最初に聴いたときに、シンプルにいい曲だなって思ったんですよ。自然と耳に残るというか。


カイ:王道のポップスではあるんですけども、抽象的なものではなくて、具体的に誰かの恋人とか友達とか家族とか、人じゃなくてもペットだったり、宝物だと思っているような大切な何かが自然と思い浮かんでくるような曲だと思ったんですよ。聴いている人に寄り添ってくれたり、自然と背中を後押しされるような曲になればいいなって。


ユースケ:歌詞も、人それぞれの捉え方があると思うんですけど、僕は前向きなものとして考えていて。最初の仮歌の段階ではもっとシンプルな感じで、歌詞も違っていたんです。でもタカシの歌声が入って「a kind of love」になった頃には、いろんな捉え方のできる曲になっていたんですよ。この曲がシングルになったことには意味があると思うし、今の超特急には必要な曲なんじゃないかなって。自分たちで聴いてもすごくいい曲だからたくさんの人に聴いてもらいたいし、ワンマン以外でも例えばテレビだとかで、もっと披露する機会が増えればいいなと思ってます。


ユーキ:4月4日リリースだし、新学期を迎える人や新社会人になる方の多いこのタイミングや季節にもぴったりだと思うんですよね。あと8号車にとってもそうだと思いますけど、これまで超特急を知らなかった人にも受け入れてもらえるような曲なんじゃないかと。この曲を聴いて「超特急って何だろう?」と興味を持ってくれたらいいし、それでいて、検索とかかけてもらうと全然このイメージじゃないじゃないですか?(笑)。そのギャップを面白いと思ってもらえたら嬉しい。超特急の輪が広がってくれるようなシングルになるんじゃないかと思ってます。


ーーセンターはリョウガさんということで、シングルのタイトル曲としては「Believe×Believe」ぶりということで、久々ですけども。


リョウガ:単純に曲調だけを考えると、これまで僕がセンターをやらせていただいた曲は「Bloody Night」や「Believe×Believe」のように世界観が強いというか、王道からやや外れた変わり種の曲だったので。この「a kind of love」でやってもいいのか? という気持ちはあったんですが、これが6人体制初めてのシングルだと考えると、ここは超特急のリーダーである僕がやることに意味があるんだなと思ったので、やらなければ! という気持ちで。それなりのプレッシャーはもちろんありますけど、ここはリーダーとして頑張りたくて。


ーーということは、センターを担う意識もこれまでのシングルとはまた違うんでしょうか?


リョウガ:そうですね。センターはその曲の主人公的な意味合いがあるんですけども、今回に関しては僕が主人公ではなく、8号車を含めた超特急全員が主人公で。そのリーダーである僕がセンターに立つというだけなので。


ーーなるほど。8号車にはおなじみのえんどぅさんの振付が「いい意味で意外性がある」という触れ込みでしたが、MVでは一部しか観られないんですよね。全体像はどうなっているんですか?


ユーキ:曲の雰囲気からまったく想像できないというわけではないですけど、「そう来るか!」と思うポイントは多いと思います。超特急を知っている方には「ああ、これこれ!」って感じると思いますし、曲に引っ張られない、超特急らしい世界観がふんだんに込められたダンスになってると思います。


ーーMVで見た限りですけど「a kind of love」もえんどぅさん節全開で、カウントが細かいなと感じたんですよ。タカシさんはこの曲で、かなり歌いながらも踊ってますよね。


タカシ:そうですね。この曲を含めてこれからライブで披露していくんですけど、新体制になるにあたって、既存の曲のフォーメーションも変更になったりしているんです。5年前に振付した曲を、今振り移ししてもらったりもしていて、覚えることも多いんですけど、すごく新鮮に感じてます。1曲の中で動く量も明らかに増えますし、不安ももちろんありますけど、他の5人ががっつり踊ってるので、頑張ってついていかないと。頑張るって言葉でお茶を濁すのは僕は好きじゃないんですけど、今だけじゃなく、これからずっと、今までの何倍も努力が必要が必要になってくると思います。


ユースケ:タカシはしんどいだろうけど、特に今が頑張りどころだと思うんです。ダンサーの僕らも大変なんですけど、タカシはダンスの量を減らすんじゃなく、これまでより増やしていく形になったので、これまでよりもさらに歌いながら踊る感じになるんですよね。僕のイメージとしては三浦大知さんみたいな感じで歌って踊ることを、細かいカウント&全力でやるので。これまでとは違った感覚だろうし、単純に難しいとも思います。でもそれができるようになったらきっと強い武器になると思うし、タカシの魅力がもっと引き出されることにもなると思うので。共に頑張ります。


ーーなるほど。少し話が戻るんですが、『PERFECT VALENTINE』のときに「My Buddy」でダンサーのみなさんが力強く掛け声を入れたりされていたのが印象深くて。今後は歌の中でも、掛け声や煽りを入れるポイントが増えていくんでしょうか?


カイ:掛け合い前提で作られている曲でのタカシは歌もダンスもより大変になるので、できるところはダンサー全員でサポートする形にしていこうと思ってます。ボーカル1人+ダンサー5人ではなく、6人としてのグループ感をより出していきたいですし、これまでよりダンスも歌も特化してパフォーマンスを見せていきたいです。掛け声だとかは僕らに任せてもらって、タカシが楽できるところは楽してもらって、その分僕たちが頑張ればいいので。ひとつのグループとして支えあっていければ、一番いい形になるかなと思います。


ーー歌もそうですけど、このタイミングで超特急のダンスもある意味、生まれ変わるということですか?


ユーキ:そうですね。曲によっては元々担っていた振付を入れ替えたり、ペアを組んで踊るメンバーが変わったり。フォーメーションが違うだけでもかなり印象が違ってくるんですよね。なので、これはイメチェンという意味でもいい機会じゃないかと思ってます。


リョウガ:6人になってパワーダウンしたと思われたり、7人の頃と比べられるのも違うと思うし、新しいものとして成立させていかないと。


・全力でみんなの笑顔を獲りにいきたい(ユーキ)


ーーそれは興味深いですね。シングル曲の話に戻るんですがC/Wの「Feel the light」はこれまでの曲の中でも、歌詞の世界観含めすごく大人っぽい曲だと思うんですよ。ダンスのイメージはどんな感じに?


カイ:スローテンポですけど、トラップ音が若干入ってるので、それに合わせて振付もそれぞれが大人の色気をかもし出すような感じのものになっていると思います。


ユーキ:この曲ともう1曲の「Party Maker」は振付が世界的なダンサーのTAKAHIROさんなんです。「a kind of love」とFC盤に入る「SAY NO」という曲はえんどぅさんで、聴いていただければ一発でわかると思うんですが、そこら辺の超特急らしい“線引き”はブレてないと思います。


ーーTAKAHIROさんの振付というと、8号車のみなさんにとっても意外な組み合わせだと思いますよ。


タクヤ:超特急のダンスに新しい風を吹き込んでくれるカッコよさがあるんですよね。僕ら的にも面白いものを見せられるなっていう手応えはあります。


ユーキ:僕もTAKAHIROさんの世界観が大好きですから。「そこでこういうことする!?」「そこで伏線を貼って、それがここでこう表現されるんだ!」みたいな驚きがあって、あの方にしか出せない色にすっかりヤラれているので。ちゃんと超特急のカラーを考えてくださってもいて、あの世界を自分たちの作品の中で表現できるのがすごく嬉しいです。


カイ:超特急らしさもありつつ、新しい超特急の一面も見てもらえる振付だと思うんですよ。単純に好き!ですね。新体制一発目には最高の振付師の方に入っていただけたと思います。


ーーその「Party Maker」は言葉遊び的な要素も強くて。FC盤を含めると4曲の歌いまわしもかなり違っていたのが印象的だったんですが、C/W曲のレコーディングはスムーズにいったんですか?


タカシ:4曲とも、ジャンルも込みで全然タイプが違う曲なんですよ。それをいい理由にして、全曲で違うタイプの個性を出していけたらいいなと思って臨みました。1曲につき最低でも3つくらい歌いまわしのパターンを作って、一番しっくりくるやろうなっていうバージョンと、新しい挑戦を入れてみたバージョン、あと思いっきり歌っためちゃテンション高いバージョンだったりを、曲の部分ごとに一番しっくりくると思う組み合わせにして作っていったんですよ。


ーーそれは、これまでのレコーディングではやってこなかったパターンだったんですか。


タカシ:そうですね。これまでは単純に歌うパートも今よりは少なかったし、今回は歌については1曲丸々、自分だけの世界観で作り上げることになるので。だからこそ試行錯誤した部分も大きかったと思います。でもC/Wではかなり遊ばせてもらってますね。曲によりますけど、男っぽかったり、ロック系の熱い感じとか、V系っぽい感じとかにも挑戦しているので。


カイ:外部のイベントやフェスに出るときにセットリストに入れたら、このシングルの4曲だけでも戦えちゃうなと思うんですよ。さっきタカシが言ったように全部の曲の音のテイストや振付のイメージも違えば、タカシの声色も全然違うので。


ーーC/Wを含めて聴くと、フェスのステージを盛り上げてる超特急が自然に思い浮かぶような仕上がりなんですよね。


リョウガ:制作スタッフさんを含めた超特急チームが一番大事にしているのが、ライブでどういう風に映えるかということなんですよ。僕らはライブが活動の主軸にあるグループですし、ライブに強い曲やいろんなジャンルの曲が増えることで、いろんなところでライブができるようになっていくのかなと思うので。


タクヤ:ワンマンもそうですけど、フェスでもいろんな曲を披露していきたいですし。フェスは新しい超特急を見ていただくにはもってこいのチャンスじゃないかと思います。


ーーそしてフェスシーズンの前に、新体制での初のツアー『Sweetest Battle Field』がありますね。


ユーキ:今回も僕が総合演出という形で入るんですけど、もう大枠は決めてるんです。最初から関西と東京公演でまったく違うことをやりますというのは謳っているので、セットリストからまったく違うものにします。8号車のみんなと作れるライブを今から楽しみにしてます。新しい試みがいろいろあるんですが、僕らが挑戦する姿が、8号車のみんなにパワーを与えられるものだったらいいなと思うんです。ツアータイトルに込められた意味も、本番の幕が上がったらきっと理解していただけると思いますし。全力でみんなの笑顔を獲りにいきたいですね。


ーー素朴な疑問なんですが、ダンサーの方々も積極的に掛け声や煽りで声を出していくということで、将来的にダンサーの方々も歌う可能性はあったりするんですか?


リョウガ:それは……ないですね!


ユーキ:コンセプトは変えません!


カイ:掛け声とか煽りでライブを盛り上げていく努力はもちろん惜しまないですけど、歌の軸はタカシに任せて、しっかり歌ってもらいたいですし。


ーーでは6人体制になっても、それぞれの役割分担はあまり変わらない? 


リョウガ:まだそんなに変化というほどのものはない、ですかね。先日バラエティ番組に出させてもらったんですけど、例えばトークの中でのボケ役とツッコミ役だとか、メンバー内での立ち位置にも今のところあまり変化がなくて。


カイ:単独ライブをまだやっていないので、何回かやっていく中で自然と変わってくる部分もあると思うんですけど。


ーー例えば前回のツアーではカイさん、タクヤさんが衣装をプロデュースしたりという風に、得意分野を活かしてライブ作りに携わられたりもしていましたが。


タクヤ:今回はユーキが総合演出に入るのは前回と一緒なんですけど、他のメンバーはどっしりパフォーマンスに集中する形になります。


ユースケ:ツアーもありますけど、今年の春から夏にかけての超特急はかなりせわしないことになると思うんで、みんなで態勢を整えていかないと。


ーー最近ではみなさん個人の活動もかなり忙しくなってきていると思うんですが、グループでも個人でもさらにいろんな展開があると思っていていいんでしょうか?


ユーキ:毎年「今年の超特急はアツい!」と思ってきたけど、今年は本当にいろんな意味で、超特急史上最高にアツい一年になりそうな予感はしてますね。そこは本当に、楽しみにしていていただきたいです。


(取材・文=古知屋ジュン)