2018/19年シーズンから、2013年のル・マン24時間ウイナーで元フォーミュラ・ニッポン(現スーパーフォーミュラ)チャンピオンのロイック・デュバルをドライバーラインアップに加えたTDSレーシングが、今季のマシンカラーリングを発表した。
フランスに本拠を置くTDSレーシングは2017年、母国フランスのコンストラクター、オレカが製造する『オレカ07』を用いてWEC世界耐久選手権のLMP2クラスに参戦。同クラスでのデビュー戦となった開幕戦シルバーストンでは3位表彰台を獲得した。
そんなチームは今季も引き続きオレカのLMP2マシンでWECへの参戦を継続するが、ドライバーラインアップについては昨年末、日本育ちのWECチャンピオンの起用を発表し、デュバル/フランソワ・ペロード/マシュー・バキシビエール組という布陣で2018年から2019年にまたがる“スーパーシーズン”を戦っていくとアナウンスしている。
今回公開された28号車オレカ07・ギブソンの新デザインは、濃淡の異なる2色のグレーとブラックをベースカラーに、レッドをキャビン上部やリヤウイング翼端板などの各所に差し込んだスタイリッシュなものとなり、ホワイトを基調としていた2017年のカラーリングから印象が大きく変わった。
また、コクピットサイドではポルシェが『ポルシェ919ハイブリッド』に採用していた、ロードカー風サイドウインドウをイメージしたデザインが施されている。
今シーズンからブランパンGTシリーズにも参戦することが決まったバキシビエールとベテランのペロード、そしてアウディの現役DTMドライバーであるデュバルを加えた新体制となったTDSレーシングは、WECスーパーシーズン全8戦と、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズの開幕戦~第3戦を合わせた合計11戦に出場する予定だ。