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CAMPFIREが「ファーボ」を譲受 日本最大の地域特化型クラウドファンディングサービス誕生へ

2018年04月03日 14:52  Fashionsnap.com

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CAMPFIREが、サーチフィールドが運営する地域特化型クラウドファンディングサービス「ファーボ(FAAVO)」を事業譲受することに基本合意した。これに伴い、CAMPFIREが展開する「キャンプファイヤーローカル(CAMPFIRE × LOCAL)」とファーボを統合し、地域活性型クラウドファンディングサービスとしては国内最大となる「ファーボバイキャンプファイヤー(FAAVO by CAMPFIRE)」を5月めどに提供開始する。

 ファーボは2012年6月に誕生。現地の事業者や行政、金融機関などと連携し、ファーボの運営を委託するエリアオーナー制度を設けていることが最大の特長で、今年3月時点で約1,500件のプロジェクト、約8.5億円を地域に還元している。同事業の責任者である齋藤隆太氏は、ファーボよりも1年早く立ち上がったキャンプファイヤーを目標にしてきたといい、クラウドファンディングを地域に根ざしたインフラにしていくために今回の事業譲渡と決めたという。同氏は「ファーボバイキャンプファイヤー」の提供開始を機にCAMPFIREに経営陣として参画するとともに、同サービスの責任者に就任。今回の事業譲渡により、両サービスを合計したパートナー数は全国360団体、流通総額は56.4億円といずれも国内のクラウドファンディングサービスで最大となる。
 サービス統合後は、より充実したパートナー制度でさらなる地域プロジェクトを開拓し、地方金融機関との連携を進めていくという。また、ファーボの姉妹サービスであるふるさと納税ポータルサイト「エフバイジー(F×G)」の運営をCAMPFIREに移管し、ふるさと納税制度を活用したガバメントクラウドファンディングサービスを展開するほか、「CAMPFIREレンディング」によるソーシャルレンディングなど幅広い資金調達手段の提供ができるように整えていく。今後はファーボバイキャンプファイヤーとCAMPFIREが運営するフレンドファンディングアプリ「ポルカ(polca)」との連携を検討。クラウドファンディングを主軸とした多様なサービスを提供し、2020年までの目標としてパートナー数を1,000まで拡大し、年間流通金額は65億円を掲げる。