ミュージカル『キンキーブーツ』が、2019年4月から東京・渋谷の東急シアターオーブ、5月に大阪・オリックス劇場で再演される。
『キンキーブーツ』は、経営不振に陥った老舗の靴工場の跡取り息子・チャーリーが、ドラァグクイーンのローラに出会い、差別や偏見を捨ててドラァグクイーンのためのブーツ「キンキーブーツ」専門の工場として靴工場を再生させていく様を描いた同名映画の舞台版となるブロードウェイミュージカル。日本では2016年に初演され、チャーリー役の小池徹平が『第42回菊田一夫演劇賞』演劇賞、ローラ役の三浦春馬が『第24回読売演劇大賞』杉村春子賞を受賞した。
今回の再演では、小池、三浦をはじめ、従業員のローレン役を演じるソニン、チャーリーのフィアンセ・ニコラ役を演じる玉置成実、靴工場の現場主任・ドン役を演じる勝矢、工場長のジョージ役を演じるひのあらたが再集結。演出・振付をジェリー・ミッチェル、日本版演出協力および上演台本として岸谷五朗が参加している。
再演の発表とあわせて公開されたビジュアルでは、小池と三浦が舞台のクライマックスでの衣装を着用。撮影を下村一喜、クリエイティブコンサルタントをカワダイソンが務めた。
小池徹平は再演にあたり「初演が終わってしまう頃から、もし再演があるなら絶対やりたいと思っていましたので、再演をやると聞いたときは嬉しかったです。ヴィジュアル撮影で、久しぶりに春馬くんのローラに会って、ついに帰ってきたなと。今でも、『キンキーブーツ』のナンバー聞くと、ひとりでに歌ってしまうし、勝手に体が動いてしまいます(笑)」とコメント。
三浦春馬は「『キンキーブーツ』の音楽は、まだ観たことがない方も聞いたことがない方も、絶対刺さるナンバーだし、ストーリーも老若男女絶対に好きになってくれると思います。作品のテーマは、皆、馴染みのあることで、『受け入れることの大切さ』。その奥深さを、すごくストレートに教えてくれる作品です」と作品の魅力をアピールしている。チケットの発売情報などは後日発表される。
■小池徹平のコメント
・初演時の感想
初演時はとにかく必死でした。チャーリーもローラも別のパワーではありますが、とてもエネルギッシュな役なので。大変な役でしたが、楽しく、そしてやりがいもありました。初演時は、お客様の盛り上がりが素晴らしくて、ラストでは一緒に立って踊ったりしてくださって、今回の再演も同じ景色が見えるのかなと楽しみです。初演が終わってしまう頃から、もし再演があるなら絶対やりたいと思っていましたので、再演をやると聞いたときは嬉しかったです。ヴィジュアル撮影で、久しぶりに春馬くんのローラに会って、ついに帰ってきたなと。
今でも、「キンキーブーツ」のナンバー聞くと、ひとりでに歌ってしまうし、勝手に体が動いてしまいます(笑)
・『キンキーブーツ』の作品としての魅力
まずは見た目。「キンキーブーツ」は映像で見るのと生で観るのでは、全然違うと思います。
実際にローラがブーツを履いた時のインパクトは、会場でしか味わえないこと。
そんなローラの姿は皆、目に焼き付けてほしいので、ぜひ劇場まで観に来てください!
■三浦春馬のコメント
・ヴィジュアル撮影でローラに再び扮した感想
一言につきます。めちゃくちゃ嬉しい!!
・初演時の感想
ローラは、台風の目にならなきゃいけないと稽古中教えていただき、チャーリーは、この作品の完全なる屋台骨だから、いつでもみんなの中心になり、皆を支え続けなければならない。そういうキャラクターなので、ストーリー上だけでなく、楽屋裏でもそういう関係性は、お互い自然とやろうやろうとしていました。当時、(小池さんに)たくさん助けられました。
・『キンキーブーツ』の作品としての魅力
「キンキーブーツ」の音楽は、まだ観たことがない方も聞いたことがない方も、絶対刺さるナンバーだし、ストーリーも老若男女絶対に好きになってくれると思います。作品のテーマは、皆、馴染みのあることで、「受け入れることの大切さ」。その奥深さを、すごくストレートに教えてくれる作品です。劇場に来て、観て頂くのが一番伝わると思いますので、ぜひ観て頂きたいですね。
■ソニンのコメント
・初演時の感想、再演が決まったときの気持ち
B'wayを観た時からやりたかった役と作品で、オーディション受けてのプロセスもあり、とにかく参加できる喜びで心満ちていました。実際舞台立ってみては更にこの作品の良さを噛み締める毎日でした。
再演を必ずやるだろうと、やらねばならんと初演時から強く感じていたので歓天喜地でございます。
・『キンキーブーツ』の作品としての魅力
全ての役柄が個々に育ちと立場とプライドがある中で、最後には全役が救われる。それを観てお客様もそして、演じている役者も心が救われてとてもハッピーになる、なかなかない特殊な魔法を持った作品だと思います。それをシンディ・ローパーのポップな曲が絶妙に持ち上げて運んでくれる。近年B'wayの絶品ミュージカル。
■玉置成実のコメント
・初演時の感想、再演が決まったときの気持ち
まさか自分がこの作品に出演できるなんて夢のようでした。そして素晴らしいカンパニーの皆さんと作り上げ、素敵なお客様にご観劇頂けて毎日幸せでした。
そして再演!まさかまたあの世界にニコラとして生きられるなんて...これもまた夢のようです。さらにパワーアップした日本版KinkyBootsをお届けできるよう頑張ります!
・『キンキーブーツ』の作品としての魅力
人が抱える様々な葛藤が、それぞれの人物でしっかりと描かれていて、そして夢を掴んでいく姿がとても魅力的です。
シンディの楽曲がこの作品をさらに素敵に彩っている所も魅力です!
あとは...皆のブーツ姿!!
■勝矢のコメント
・初演時の感想、再演が決まったときの気持ち
初演の時はワケもわからず始まって、気がついたら「キンキーブーツ」のパワーに巻き込まれてて、お客様の前に出たらさらにパワーアップして、そこからはスーパーパーティーですね。
でも楽しい瞬間に深みを出すシーンもあるし、その奥に隠れてる深
みがはじける時の助走のような、あれ、も~う決められた文字数じゃ語れないですね。
再演が決まった時は、「最高だぜ~」って思いました。
・『キンキーブーツ』の作品としての魅力
この作品はめまぐるしく変わる素晴らしいセットの転換、衣装やメイクの対比や美しさ、シンディ・ローパーの心を掴まれる楽曲、芝居の心地よいテンポと感情の流れ、まだまだありますが色々な意味で総合芸術として素晴らしいと思います。
でも1番はお客様と一緒に盛り上がれる作品だって事ですね
皆さん、また一緒に盛り上がりましょう!
■ひのあらたのコメント
・初演時の感想、再演が決まったときの気持ち
再演の朗報は電車の中、マネージャーさんからのメールでした。「キター!!キンキーブーーーーツ!!!!」と、ガッツポーズ(人は嬉しいと確かにガッツポーズをする事もある。)、声はかろうじて出しませんでしたが、無言のガッツポーズもそれなりに目立ったようでした。(^^)
・『キンキーブーツ』の作品としての魅力
多様性を認め他者を受け入れる大切さ、「自分が変われば世界が変わる」というシンプルで大切なキーワードを、シンディ・ローパーさんの最高にハッピーでパワフルな楽曲と、演出・振付のジェリー・ミッチェルさんをはじめとする世界最高峰のスタッフが心を込めて紡いでくれた、観る側も演じる側も、みんながハッピーになる最高のミュージカルです!!さぁ、Everybody Say Yeah!!