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パソコンがアートに変身!海外でも注目の造形デザイナー池内 啓人の世界

2018年04月03日 07:02  Techable

Techable

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今春大いに世間を沸かせた、辻 和弘氏の米アカデミー賞受賞。同氏のみならず、ここ数年世界の注目は、日本のアーティストたちに集まっている。中でも、3Dプリントや新素材を使った、デジタルアートは要チェック。日本人ならではの精緻な技術と、繊細な感覚を生かした作品は、見ているだけでわくわくする。

今回テッカブルが取り上げるのは、東京在住の造形作家・池内 啓人(いけうち ひろと)氏。多摩美術大学で情報デザインを専攻。その後、ジオラマ作家として数多くの作品を発表し、国内外を問わず、高い評価を受けている。
・模型とデジタルガジェットの組み合わせによる独自の世界観
池内氏が得意とするのは、古いパソコンや周辺機器を活用したジオラマアート。在学中はホームページやフラッシュコンテンツを学んでいたが、卒業制作を機に、このジャンルにのめりこむようになったという。

模型とデジタルガジェットを巧みに組み合わせたその作品は、SFチックで未来的な魅力にあふれている。1つ目の画像は、“サイボーグメイド”と名付けられた着用可能なガジェット。これを付ければ、誰でもサイバーメイドに早変わり。メイドカフェなどで採用すれば、面白いかもしれない。
・現代アート界の風雲児
画像2のジオラマは、パソコンを改造したもの。「プラモデルによる空想具現化」というテーマで、プラスチックモデルの戦場ジオラマとして仕上げた。パソコン内部の指揮所には、作戦会議をする兵士も存在する。(画像3)

現代アートの分野で、大活躍中の池内氏。アーティストとしての表現追求は、まだまだ続く。今後の作品に期待したい。

otakumode.com/池内 啓人