トップへ

春アニメの予習は終わった? PVをイッキ観イベント「つづきみ」で話題作&伏兵を総ざらい!

2018年04月02日 20:33  アニメ!アニメ!

アニメ!アニメ!

春アニメの予習は終わった? PVをイッキ観イベント「つづきみ」で話題作&伏兵を総ざらい!
“0話切り撲滅!”をスローガンに、毎クールで放送される新作アニメをプロモーション映像で一挙に振り返るイベント「僕たちは新作アニメのプロモーション映像を3時間かけて一気観したら どのくらいつづきをみたくなるのだろうか? 」、略して「つづきみ」。

2016年以来、季節の変わり目ごとに行われてきた「つづきみ」も今回で7回目。3月30日、東京・秋葉原UDXシアターで開催された「春のつづきみ2018」には、司会の吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)、アシスタントの結(タレント)、ジャーナリストの数土直志と「Anime Now!」編集長のリチャード・アイゼンバイス、さらに特別司会としてアイドルグループ「=LOVE(イコールラブ)」より野口衣織が登壇。過去最多となる参加作品全65本の新作アニメーション映像を“つづきみ”した。


■「『信長の忍び』は大河らしいシリアス展開に注目」(吉田)

最初に紹介されたのは『信長の忍び~姉川・石川篇~』。「信長の忍び」は過去の「つづきみ」でも好評だった戦国ギャグシリーズ。吉田は「これまで言ってきた“小さな大河ドラマ”とのまさに“大河”たる部分。シリアス展開があのテンポのいい大地(丙太郎)監督のギャグとアクションの間にどう挟まってくるのか」とポイントを熱弁。
『ヒナまつり』『「鬼灯の冷徹」第弐期その弐』『美男高校地球防衛部HAPPY KISS!』の3作品を観たところで、最初のゲストが登場。『3D彼女 リアルガール』から筒井光役の上西哲平と宣伝担当が現れて、作品をPRした。


『3D彼女 リアルガール』は、二次元の女の子にしか興味がなかったオタク少年が、超絶3D(リアル)美女と交際するところから始まる恋愛コメディ。まるで接点がないように見えて、実はリアルぼっちな共通点を持つ2人がどうやって仲良くなっていくのかが注目となる。
初レギュラーで初主演という上西は「神田沙也加さんや芹澤優さんといったすごい先輩たちばかりで」と緊張しすぎて、挨拶でも目を合わせられない心境を明かしていた。


■「『P5A』をきっかけに『ペルソナ』シリーズにハマってほしい」(結)

続いてはスポーツジャンルの3作品、『キャプテン翼』『グラゼニ』『メガロボクス』をチェック。『キャプテン翼』は「非現実的なシーンも原作どおりにしっかり再現してます」と宣伝担当。
さらにマンガ原作の『ゴールデンカムイ』、ゲーム原作の『Caligula-カリギュラ-』『PERSONA5 the Animation』を鑑賞。結は『ペルソナ』シリーズに一家言あるようで、「ちょっと敷居の高い人はまさにコレ!」と『P5A』を推薦。作品に対する熱い思いを早口でまくし立てていく。


また、リチャードも「海外でも人気。映画『インセプション』と類似性がある」と同意していた。ここで次の仕事のために結が退場。

代わってアイドルグループ「=LOVE」の野口衣織がアシスタントを引き継ぐ。野口は「Caligula-カリギュラ-」の主演を大好きな沢城千春が演じていると知って「噴火した」ほど、17歳にして中々のアニメファンだ。


『奴隷区 The Animation』『東京喰種トーキョーグール:re』『魔法少女サイト』のマンガ原作アニメ、さらに『ソードガイThe Animation』『アグレッシブ烈子』『B: The Beginning』『A.I.C.O Incarnation』というNetflix作品を一気観したところで次のゲストタイムに。
『鹿楓堂よついろ日和』からGENCOの米森裕人とパジー・エンタテインメントの加瀬岳史がステージに現れた。


『鹿楓堂よついろ日和』は、イケメン4人が働く和風喫茶「鹿楓堂」を中心に、様々な悩みを抱えて店に訪れる客たちを解決していくハートフルドラマ。原作を読んでいるという野口は「椿がツンデレさんなんですよね!」と椿(CV:山下大輝)をプッシュ。さらにイケメンボイスの声優たちによる「男女年齢問わず、朝ドラみたいな感じで観ていただける」(米森)というストレスフリーなコンセプトを聞いて、「天国だよもう。妄想しかできない!」と興奮する一幕も見られた。



■「『ニンジャバットマン』は歴史に残るアニメになる」(数土)

吉田や野口たちのトークを交えながら、イベントはどんどんPVを紹介。『かくりよ宿飯』『食戟のソーマ 餐ノ皿 遠月列車篇』『異世界居酒屋~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~』のグルメ系、『フルメタル・パニック! Invisible Victory』『されど罪人は竜と踊る』『魔法少女 俺』のラノベ&マンガ原作、『ひそねとまそたん』『重神機パンドーラ』『宇宙戦艦ティラミス』の乗り物系、『ゲゲゲの鬼太郎』『キラッとプリ☆チャン』『パズドラ』のキッズ系を続けて視聴した。

紹介作品が30作品を超えたところで、本イベント最大の伏兵となった登場。NHKのEテレで5月から放送予定の『おしりたんてい』の映像に会場がざわめく。
「どんな事件もププッとかいけついたします。」と、顔がおしり型のキャラクターが活躍する姿に「これはEテレの本気が見られる感じがする」(吉田)と好印象が続々。こういった思わぬ作品との出会いも「つづきみ」の魅力だ。

そして『SNSポリス』『ガンダムビルドダイバーズ』『カードファイ!! ヴァンガード』『レイトン ミステリー探偵社 ~カトリーのナゾトキファイル~』と観たところで、劇場作品の3作品がお目見え。
『映画ドラえもん のび太の宝島』『劇場版「名探偵コナン ゼロの執行人」』『ニンジャバットマン』が上映された。
『ニンジャバットマン』は数土が今年一番楽しみにしているという作品で、先日アメリカで行われたワールドプレミアでも台絶賛されたと太鼓判。「『攻殻機動隊』や『AKIRA』のように日本のアニメの歴史に残る作品になるのでは」と期待をのぞかせた。

■「『シュタゲ』新作の前に過去作を観直したい」(リチャード)

イベントはいよいよ後半に突入。『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』『LOST SONG』『ラストピリオド ―終わりなき螺旋の物語―』『Cutie Honey Universe』『蒼天の拳 REGENESIS』『ルパン三世PART5』『「GOD EATER RESONANT OPS」ショートアニメ「レゾなんとか劇場」』『ハイスクールD×D HERO』『立花館To Lieあんぐる』『甘い懲罰~私は看守専用ペット』『多田くんは恋をしない』『ヲタクに恋は難しい』『あっくんとカノジョ』『「ReLIFE」“完結編”』と立て続けに視聴。

すべてのシーンがオール踏切という日常系オムニバスショートストーリー『踏切時間』では、「踏切の作画にご注目ください」とマニアックなアピールも。
さらに『ありすorありす』『あまんちゅ!あどばんす』『こみっくがーるず』の癒し系アニメの後、吉田いわく「地産地消アニメ」という『お前はまだグンマを知らない』を視聴。
そしてリチャードが「カードゲームアニメですけどすごく暗いです」と笑いを誘った『Lostorage conflated WIXOSS』や、野口の好きなイケメンたちの存在も見逃せない『Butlers~千年百年物語~』『ニル・アドミラリの天秤』『デビルズライン』が続いた。

最後の3作品は話題作がラインナップ。『ピアノの森』は原作マンガのファンでもある吉田も楽しみにしているアニメで、「NHKがしっかりと予算をかけてやる音楽にも期待」と話す。
続いて『銀河英雄伝説 Die Neue These』は、少年時代に影響を受けたこともあって「めちゃめちゃうれしい」と数土。最後にトリを飾った『シュタインズ・ゲート ゼロ』はリチャードの一番好きな作品。「ゲームはクリアするために色々なルートを観なきゃいけないけど、アニメでどう表現されるのかが楽しみ」と語った。

■「アニメ制作者のみなさん、今シーズンもお世話になります!」(吉田)

およそ3時間20分超にわたる「つづきみ」もこれにてフィナーレ。登壇者全員によるトークでは、初参加となる野口も「もっと観たいアニメが見つかった」と満足気。
さらに数土は「YouTuberや仮想通貨といったワードが出てきて驚いた」とアニメ作品の順応性の高さに着目。一方、リチャードは「シュタゲに備えて(もう一度)過去シリーズ全部見る」と意気込みを語れば、吉田も『ひそねとまそたん』をはじめ個人的な注目タイトルを挙げるなど、思い思いの視点でアニメを語っていた。

最後に吉田から「1クール素晴らしいアニメを届けてくれるすべてのアニメ関係者のみなさん、特に制作者のみなさんには心から感謝したいと思います。今シーズンもお世話になります!」と熱いエール。
本イベントはニコニコ生放送でも視聴可能。充実したアニメライフを送るため、今からでもぜひ予習しておきたいところだ。


「つづきみ」公式サイト
http://tudukimi.com/

「春のつづきみ2018」ニコニコ生放送タイムシフト
http://live.nicovideo.jp/watch/lv311867049「