すでに2017年の段階で日本への導入も発表され、その発売が待たれていたブランド初のコンパクト・プレミアムSUV『ボルボXC40』が、いよいよ日本に上陸。3月28日から発売開始となっている。
グローバルモデルとして開発されたこのコンパクトSUVは、新開発の小型車向けプラットフォーム“CMA(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー)”を採用。最新の先進安全・運転支援技術として、ボルボ初となる『オートブレーキ機能付CTA(クロス・トラフィック・アラート)』をはじめ、16種類以上の先進安全・運転支援技術『インテリセーフ』を標準装備し、ボルボならではの高い安全性を実現している。
ファッションや建築、アーバンカルチャーなどからインスピレーションを得たというデザインは、フロントに新世代ボルボの共通アイコンである北欧神話に登場する“トールハンマー”をモチーフとしたT字形LEDヘッドライトを採用するとともに、力強く張り出したフロントグリル、立体的な造形のフロントバンパーでタフなイメージを表現。
リヤは、ボディサイドに回り込むL字型のLEDテールライトでワイドさを強調すると同時に、大きく張り出したルーフエンドスポイラーでスポーティーさを演出している。
またインテリアでは、スマートフォンやタブレット、バッグ、ティッシュボックス等を置く最適な場所が不足していること、またスマートフォンでは充電ケーブルが邪魔になることなど、近年のライフスタイルに対し使い勝手の面での新たな利便性が求められていることを踏まえてインテリアデザインを最適化。
グローブボックスにバッグが掛けられるリトラクタブルフックの追加、低音用スピーカーをダッシュボード側に移動することで、大型のペットボトルと、ノートパソコンも収納できる大容量ドアポケット、スマートフォンを置くだけで充電できる『ワイヤレス・スマートフォン・チャージ』を採用するなど、使い勝手の面で不便を感じていることに着目した新たなソリューションが提案されている。
そのインテリア中央に位置するのは、直感的に操作できる独自のインフォテイメントシステム『SENSUS(センサス)』の縦型モニター。インパネ中央に配置された9インチのセンターディスプレイは、赤外線方式タッチスクリーンを採用しており、北欧生まれらしく手袋をしていても操作が可能となっており、アップル、アンドロイドのスマートフォン連携はもちろん、音声認識機能により視線の移動をすることなく、ナビゲーションの目的地の設定やエアコンの温度調整、メディアの操作などの幅広い操作を音声で行うことが可能となっている。
その他、前述の先進安全・運転支援技術『インテリセーフ』に加えて、自動運転レベル2相当となる運転支援機能『パイロット・アシスト』は、全車速追従機能付ACCを設定した130km/h未満の速度域において、車線の中央を保持できるよう支援。渋滞中でも車線を維持するようにステアリング操作をアシストし、先行車や隣接車線の他車と接触するリスクを低減させてドライバーの負担を軽減してくれる。
日本導入にあたって用意されたパワートレーンは、出力の異なる『T4』『T5』2種類の2.0リッター4気筒直噴ターボエンジンとなり、電子制御AWDシステムをベースに、『T4』エンジン搭載車にはFFモデルも用意。全車に8速ギアトロニック付ATを組み合わせた。
今後は段階的にプラグインハイブリット、EVモデルも追加される予定の『ボルボXC40』、その本体価格は389万~549万円となっている。