トーチュウ、タキ井上主演映画『ハネラレ』クランクインを“4月1日”に独占スクープ

1年に1度だけ嘘をついてもいいとされている4月1日のエイプリルフール。大手企業なども入念に準備した渾身のネタを繰り広げていたが、モータースポーツなども取り扱うスポーツ紙『東京中日スポーツ』もスクープネタを報じていた。タキ井上こと井上隆智穂主演の映画『ハネラレ』がクランクインしたというのだ。

　井上は1994年の日本GPでシムテックからF1デビューを果たし、95年にアロウズからF1フル参戦を果たした元F1ドライバー。現在はトーチュウのモータースポーツサイト『トーチュウ F1 EXPRESS』でコラムを執筆している。

　井上の名を世界に轟かせたのは1995年のモナコGPとハンガリーGPで起きたオフィシャルカーとの追突事故。モナコではクラッシュしてレッカー車で運ばれている際にオフィシャルカーと追突、ハンガリーではエンジンからの出火を消そうと消化器を持ってきた際にレスキュー車にはねられた。

　この“タキクラッシュ”を含む井上の半生をつづった映画『ハネラレ』が来年8月公開を目指してクランクインしたという。監督を務めるのは『中京物語』や『サンマー麺の味』といった作品でメガホンを取った乙屋筋郎氏で、当初は香港のアクション俳優が主演を務める予定だったが、スタントマンなしで上述した事故の模様を撮影すると伝えられるとあっさりと降板。そこで井上本人が主演を務める形になったとのこと。

　もちろん、この映画クランクインのニュースはエイプリルフールネタなのだが、トーチュウは4月1日号の最終面で、この『ハネラレ』クランクインの様子を独占スクープ。井上自身のコメントや撮影現場でのハプニングなども報じていた。今から紙面でニュースをチェックするにはバックナンバーを取り寄せるしか方法はないが、トーチュウの有料モータースポーツサイト『トーチュウ F1 EXPRESS』でも同じニュースを扱っているので、こちらもチェックしてみては。