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欅坂46 菅井友香、NGT48 本間日陽、モー娘。 尾形春水……アイドルと学業の両立事情

2018年04月01日 07:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 春は出会いと別れの季節。本日、4月1日より新年度が始まった。10代から20代前半の青春の時期を活動に当てる女性アイドルは、多くのメンバーがアイドルと学業との両立にぶつかることとなる。2015年に公開された映画『アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48』は、「学業との両立」を一つのテーマにしており、高校3年生の秋にSKE48のオーディションに受かった須田亜香里は、大学入学後グループ活動との両立に悩み、学生生活でもなかなか友達ができずに、つらくなり休学を決意したのだという。


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 欅坂46の菅井友香は、昨年12月のブログにて、「大学の卒業論文の提出が終わりました」と1年半に及ぶ卒論の作業が終わり、解放された喜びを露わにしており、先日3月23日のブログでは欅坂のイメージカラーである緑の袴を着た姿で卒業式に出席する写真がアップされている。グループのキャプテン、リアルお嬢様キャラの菅井は、『炎の体育会TV』(TBS系)にて馬術大会に出場しているほどの経験者。欅坂46加入前には、大学でも馬術部に所属しており、毎朝馬の管理を担当。大学2年生でグループに加入した後も、マネージャーとして在籍していたという。


 NGT48 3rdシングル曲「春はどこから来るのか?」のセンターを務める本間日陽は、3月1日に高校を卒業。自身のInstagramには、「高校卒業しました。サヨナラJKブランド!ひとりの人間として強く生きれるように頑張ります」と桜のブローチの写真と共に綴っている。荻野由佳の陰に隠れがちだが、昨年の選抜総選挙では4万1230票を獲得し13位。AKB48初の選抜入りも果たしている。「純情よろしく」「ナニカガイル」と、毎シングルで収録曲のセンターを務めてきた本間は、AKB48グループの中でもブレイクの予兆を感じさせるメンバーである。


 ここまでは卒業メンバーを取り上げてきたが、この春より短大に進むことが決定したのがモーニング娘。’18の尾形春水。6月20日に開催される日本武道館公演『モーニング娘。誕生20周年記念コンサートツアー2018春~We are MORNING MUSUME。~』をもって、グループおよびハロー!プロジェクトからの卒業も発表している。過去にもハロプロでは、元℃-uteの鈴木愛理が昨年の春に慶應義塾大学を卒業、アンジュルムの和田彩花がこの春に大学院へ進学することが明らかになっている。しかし、尾形の場合グループ活動との両立が困難であること、4年制大学へ編入したいという本人の将来も見据えて、卒業という決断に至ったようだ。2014年9月に一般公募の「モーニング娘。’14<黄金(ゴールデン)>オーディション!」にて、12期メンバーとして加入した尾形は、モー娘。史上初めての大阪出身メンバー。バースデーイベントでのコントでは、普段のライブでは見られない一皮向けた尾形の一面を覗くことができるものであった。


 他にも、けやき46からは井口眞緒が大学を卒業、AKB48グループからはHKT48の松岡はなが高校卒業を報告している。グループからの卒業が決まっている乃木坂46の生駒里奈は、卒業に至った経緯として「今年、同学年の方は新社会人として新たな挑戦をする年です」と大人として“足りない”自分への焦りを卒業理由の一つにしており、アイドルと学業との二足の草鞋を履くことの難しさを痛感させられるものである。(渡辺彰浩)