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福本莉子がキキ、大西流星がトンボ役 ミュージカル『魔女の宅急便』再演

2018年03月31日 18:31  CINRA.NET

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キキ役の福本莉子
ミュージカル『魔女の宅急便』が、6月15日から東京・初台の新国立劇場 中劇場、7月4日から大阪・大阪メルパルクホールで上演される。

角野栄子の同名児童文学をもとにした同公演。原作は1989年に宮崎駿監督によってアニメーション映画化されたほか、1990年代に蜷川幸雄演出でミュージカル化、2014年には実写映画化もされた。昨年にはキキ役に上白石萌歌、トンボ役に阿部顕嵐(ジャニーズJr.)を迎え、新たなミュージカル版が上演されていた。

昨年の公演の再演となる今回は主人公のキキ役を福本莉子、トンボ役を大西流星(関西ジャニーズJr.)が演じる。『第8回東宝シンデレラオーディション』グランプリの福本は、同公演が初舞台、初主演となる。

またキキの母親・コキリ役で新キャストの生田智子が出演。父親・オキノ役を横山だいすけ、パン屋のおソノ役を白羽ゆり、おソノの夫・フクオ役を藤原一裕(ライセンス)が演じる。脚本と演出は前作に引き続き、岸本功喜が担当。チケットの発売情報は続報と待とう。

主演の福本莉子は同公演の出演にあたり「スタジオジブリの映画『魔女の宅急便』を小学生の時に初めて観たのですが、そのときのキキの印象は、好奇心旺盛で、元気で活発な女の子だと感じました。自分とはあまり似ていないかなと思ったのですが、演出の岸本さんには、まっすぐで芯が強いところとが似ていると言って頂き、嬉しかったです」とコメント。

大西流星は「トンボは、空を飛びたいというまっすぐな心を持っていて、慣れない恋に戸惑う純粋な少年という印象です。街のみんなに愛されているトンボと同じように、舞台を見に来ていただいたお客様や共演者のみなさんに可愛がっていただけるような自分なりのトンボを表現したいですと意気込みを語っている。

また原作者で監修も務める角野栄子は福本と大西について「キキ役の福本さん。初々しくて、かわいらしいキキ。さあこれから旅立ちです。希望に満ちた空へ、風をきって元気に飛ぶ姿が見えるようです。トンボ役の大西さん。あどけない少年、その眼差しの中に純粋な夢がいっぱい。少年の夢、それはいつでも美しい。憧れいっぱい、楽しさいっぱいの舞台になるでしょう」と期待を寄せている。なお角野は先日「児童文学のノーベル賞」とも呼ばれる『国際アンデルセン賞』作家賞を受賞した。

■福本莉子のコメント
・『魔女の宅急便』という作品の印象
始めて観たミュージカルが昨年の『魔女の宅急便』でした。まさか自分がやると思っていなかったので、普通に観客として、先輩の上白石萌歌さんが演じるキキを観てすごく素敵だなと思いました。
スタジオジブリの映画「魔女の宅急便」を小学生の時に初めて観たのですが、そのときのキキの印象は、好奇心旺盛で、元気で活発な女の子だと感じました。自分とはあまり似ていないかなと思ったのですが、演出の岸本さんには、まっすぐで芯が強いところとが似ていると言って頂き、嬉しかったです。

・キキ役を演じるにあたっての意気込み
お客さんとして観た『魔女の宅急便』もすごく良かったのですが、そこを追うのではなく、私なりの新しいキキを生み出せたらいいなと思います。新しいシーンもあるみたいなので、ワクワク楽しみながらお稽古をしたいと思います。少しずつお芝居や発声のお稽古を始めています。普段の話し方と、舞台上での相手とのやり取りをする距離感の違いを教えて頂き、発声の仕方を意識するようになりました。その後、歌の録音をした時にスタッフさんに「変わったね」と褒められたのが嬉しかったです。
歌では、おなかを意識してどれだけ声を前に飛ばせるか。カラオケだと結構裏声で歌ったりするのですが、舞台では地声を生かしつつ、きれいに歌えるようになるのが課題かなと思います。
今は緊張と不安しかないですが、たくさんお稽古をして、緊張と不安をはねのけられるくらいに成長して舞台に立ちたいと思います。

■大西流星のコメント
・『魔女の宅急便』という作品の印象
作品全体が暖かい雰囲気に包まれていて、ストーリーが素敵だなと思っていました。スタジオジブリの映画も大好きですし、前回の舞台公演も見ていましたが、まさか自分が参加できるとは思っていませんでした。素敵な作品に出演が決まり、とても嬉しいです。

・トンボ役を演じるにあたっての意気込み
トンボは、空を飛びたいというまっすぐな心を持っていて、慣れない恋に戸惑う純粋な少年という印象です。街のみんなに愛されているトンボと同じように、舞台を見に来ていただいたお客様や共演者のみなさんに可愛がっていただけるような自分なりのトンボを表現したいです。
僕も小さいときから空を飛ぶことに憬れていて、生まれ変わったら鳥のトンビになりたいと思っています(笑)。空を飛びたいトンボとの共通点もあるのかなと感じています。

■角野栄子のコメント
・福本莉子、大西流星の印象
キキ役の福本さん。初々しくて、かわいらしいキキ。さあこれから旅立ちです。希望に満ちた空へ、風をきって元気に飛ぶ姿が見えるようです。
トンボ役の大西さん。あどけない少年、その眼差しの中に純粋な夢がいっぱい。少年の夢、それはいつでも美しい。憧れいっぱい、楽しさいっぱいの舞台になるでしょう。
あたらしいキキとトンボさん。二人がどんな魔法を見せてくれるか、とても、とても楽しみです。

・再演が決まっての想い
この魔女の宅急便のミュージカルは去年うまれたばかりです。今年は新しい役者さんたちが集まり、さらに進化させ美しい舞台を作ってくれると、楽しみにしています。
作者の私も、とびっきりの魔法を飛ばすつもりです。もうすぐ開幕、わくわく、待ち遠しい!!