東急電鉄は、三日坊主防止アプリ「みんチャレ」を運営するエーテンラボと共同でキャンペーンを行う。実施期間は4月1日から6月30日まで。
「みんチャレ」は、新しい習慣を身につけたい利用者が、「早起き」や 「ダイエット」などのテーマに基づくグループ共通目的を立て、5人1組で取り組むアプリ。利用者相互で励まし合うことで目標達成を促す他、アプリ内スタンプや社会貢献活動に使用できる通貨「みんチャレコイン」を獲得できる仕組みだ。
神奈川県の調査によると、東急線の朝のラッシュ時の混雑率は、東横線の祐天寺~中目黒間が163%、田園都市線の池尻大橋~渋谷が184%に上っている。混雑率緩和のため、以前からピーク時を避けた乗車「オフピーク通勤」を呼びかけているが、今回のキャンペーンもその一環だ。
「グッチョイクーポン」第4弾も平行して実施
キャンペーンでは、東急がアプリ内に「オフピーク通勤」という公式テーマを設定。参加希望者はこのテーマを選択した後、同じテーマを持つ他の利用者らとチームを作る。利用者がオフピーク通勤を通じて貯めた「みんチャレコイン」は公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンを通じ、経済的理由で塾や習い事に通えない子ども向けのバウチャーになる。
「みんチャレ」は元々、朝5~6時台の利用が盛んで、朝活への関心が高い20~40代のユーザーが多いという。東急電鉄は
「こうした利用者に対して、オフピーク通勤の実践目的に『社会貢献』という選択肢を増やすことで、より多くの東急線利用者にオフピーク通勤にご協力いただくことを目指します」
としている。
なお、同社ではこれとは別に4月2日から7月1日にかけて、「グッチョイクーポン」第4弾の配布も行う。クーポンの配布はこれまで、平日早朝の東急東横線・田園都市線利用者が対象だったが、今回からは池上線利用者も対象になる。