トップへ

本命企業1社しかエントリーできない就活サイトオープン! 「今の面接は"嘘つき大会"。『御社が本命』は簡単に信じられない」

2018年03月30日 17:31  キャリコネニュース

キャリコネニュース

写真

IT企業のアウトオブザボックスは3月38日、「本命ナビβ2019」をリリースした。同サービスは新卒採用の就活生を対象にしたもので、本命企業1社にしか応募できない就職活動・採用情報サイトだ。同社はプレスリリースで、

「従来の就活サイトで一括エントリーした中の一社ではなく、ただ一つの本命企業として選考に挑みたい学生と、自社と本気で向き合ってくれる学生に出会いたい企業を繋ぐ、新しい新卒就職活動・採用情報サイトです」

とコメントしている。同サービスはβ版の運営で、3月30日14時現在、IT企業、アニメーション制作、人材派遣など9社が掲載されている。

「企業は本当に一番に思ってくれている学生を見つけることが難しくなってしまっている」

同社は、昨今の新卒採用が"売り手市場"であるとして「企業は学生の優秀さだけでなく、入社の本気度も見極めなければなりません」と指摘した。2019年度新卒の実態調査(ディスコ)によるとエントリー社数は平均22.4社。エントリー社数は近年減少傾向にあるものの、依然として多い。

現状について、同社は「辞退のリスクを常に考える採用担当者は『御社が一番です』と言われても簡単には信じません」と述べた上で、

「本来理解を深め合うはずの面接は『嘘つき大会』などと呼ばれ、学生は本命企業に本気を伝えることが難しく、そして企業は本当に一番に思ってくれている学生を見つけることが難しくなってしまっているのです」

と指摘。そんな中、「もしも学生が本命を簡単に伝えられて、企業もそれを簡単に知ることができたら、もっとお互いがピュアな気持ちで向き合えるのではないか」と同サービスの提供を開始した。

学生には「一次面接免除」「いきなり社長面接」など優遇措置を設定

同社は学生側のメリットとして「本命企業に第一志望であることを確実に伝えられる」、同サービスからの応募で一次面接免除やいきなり社長面接など「インセンティブ(優遇措置)を得られる」といったことを挙げている。

企業側のメリットとしては「自社を第一志望とする学生に出会える」「内定辞退のリスク減少に繋がる」といった点があるという。現在、先着400社限定で来年3月まで、同サービスを完全無料で利用できるキャンペーンを実施している。