フォース・インディアF1チーム副代表を務めるボブ・ファーンリーは、2018年のチーム予算の全額確保に長い時間を割いているものの、分配金前払いの要求はウイリアムズに阻止されている。
グリッド上で最も小規模なチームのひとつであるフォース・インディアの予算は、約9700万ポンド(約146億円)と推定されているが、彼らが最も効率の良いチームのひとつであることは、過去2年間にコンストラクターズ選手権で4位につけていることが実証している。
イギリスの無名エナジードリンク企業へのチーム売却が迫っているという噂は外れ、フォース・インディアは当面、現チームオーナーのビジェイ・マリヤの元に残ることになる。
ファーンリーによると、フォース・インディアは2018年シーズンの予算をまだ全額確保できていないという。
ドイツのAuto Bildは「私は短期間で多くの資金を調達しなければならないだろう」とファーンリーのコメントを報じている。
短期間にフォース・インディアの状況を改善するため、ファーンリーはリバティ・メディアに2017年のチーム分配金の前払いを求めた。F1の小規模チーム側が毎年よく行なう要求だ。
しかしながら前払いには全チームの賛成が必要であり、ウイリアムズがフォース・インディアの要求を阻んでいると見られている。
「前払いのためには常に他のチームの承認が必要で、今回はウイリアムズが反対している。しかし私には今後2~3週間のうちに解決をもたしてくれるかもしれない、計画がある」とファーンリーは述べた。