オムニバス映画『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』が6月22日から公開される。
同作は、別所哲也、EXILE HIRO、作詞家の小竹正人による詩と音楽、映像を融合したプロジェクト『-CINEMA FIGHTERS project-』の最新作。松永大司監督の『カナリア』、石井裕也監督の『ファンキー』、安藤桃子監督の『アエイオウ』、平林勇監督の『Kuu』、Yuki Saito監督の『Our Birthday』、岸本司監督の『幻光の果て』の6つの短編で構成される。
『カナリア』にはTAKAHIRO(EXILE)、塚本晋也、夏帆、『ファンキー』には岩田剛典(EXILE、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE)、麻生久美子、池松壮亮、『アエイオウ』には白濱亜嵐(EXILE、GENERATIONS from EXILE TRIBE)、木下あかり、奥田瑛二、『Kuu』には石井杏奈(E-girls)、山口乃々華(E-girls)、坂東希(E-girls、Flower)、『Our Birthday』には青柳翔(劇団EXILE)、佐津川愛美、芦名星、『幻光の果て』には山下健二郎(三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE)、加藤雅也、中村映里子が出演。
主題歌は全て小竹正人が作詞を手掛けた新曲となり、それぞれEXILE TAKAHIROの“Canaria”、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの“東京”、GENERATIONS from EXILE TRIBEの“何もかもがせつない”、DANCE EARTH PARTYの“あの子のトランク”、JAY'ED&鷲尾伶菜の“How about your love?”、DEEPの“Baby Shine”が起用されている。
TAKAHIROは「今回の作品を通して初めて松永監督とご一緒させていただいたんですが、役者業を始めてから歩んできた道や、いち人間として僕がどういうふうに歩み生きてきたのかということを、すべてさらけ出されたような経験でした」とコメント。
また岩田剛典は「作品を観たら感じてもらえると思いますが、テーマとなった楽曲と映像の世界観がここまで対になっている作品はなかなかない。稀に見る作品になっていると思いますので、そこを醍醐味にして楽しんでもらいたいです」と述べている。
なお同作は6月4日から開催される国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2018』でプレミア上映される。
■TAKAHIROのコメント
今回の作品を通して初めて松永監督とご一緒させていただいたんですが、役者業を始めてから歩んできた道や、いち人間として僕がどういうふうに歩み生きてきたのかということを、すべてさらけ出されたような経験でした。
そしてその経験をどのように、いかにカメラの前で表現すればいいのか。そこに対する姿勢や、役との対峙の仕方を監督に引き出してもらえたことで、ようやく役者としてスタート地点に立てたような気がしています。“ショートフィルム”という限られた短い時間のなかで、出演者と画だけでストーリーの内容を始め、ストーリーには描かれないけれど、そこに付随する時間や記憶、出来事などを、ご覧いただく方々に伝えるというのが難しいところ。
でも難しいからこそやりがいや醍醐味を感じますし、限られた時間だからこそ、より濃密にせつなさや温かさ、悲しさを集約できるのがショートフィルムの魅力だと思います。
どうかまた今後も参加できるように引き続き頑張っていきたいと思います。
■岩田剛典のコメント
今回石井裕也監督と初めてご一緒させて頂いたのですが、本当にクリエイティブな方で脚本にも石井監督のエッセンスがたくさんちりばめられていました。そして、出来上がって初めて見た映像は、現場ではなかなかイメージ出来なかった世界観が表現されていました。というのも、今回の楽曲「東京」を、僕は女性目線の失恋の曲だと思っていたのですが、鬼才・石井裕也監督がこの楽曲を聴いたインスピレーションだとこんなにも独特な世界観になるんだな、という印象を受けたからです。作品を観たら感じてもらえると思いますが、テーマとなった楽曲と映像の世界観がここまで対になっている作品はなかなかない。稀に見る作品になっていると思いますので、そこを醍醐味にして楽しんでもらいたいです。
■EXILE HIROのコメント
前回のCINEMA FIGHTERSは、作詞家・小竹正人さんが手がけた、EXILEをはじめとするLDHアーティストの既存の楽曲をもとに、6人の監督たちに物語を映像化していただきました。
今回の第二弾も、才能ある監督たちに集まっていただき、すべての作品が、この「CINEMA FIGHTERS」のために小竹さんによって書き下ろされた新曲や未発表曲をもとに創られています。歌詞の世界観からインスピレーションを受けて創られた監督たちの作品と新しい楽曲を重ね合わせて楽しんでいただけるのではないかとワクワクしています。
この「CINEMA FIGHTERS」というプロジェクトを通して、僕たちが得意とする“音楽”というジャンルと素晴らしい監督たちが創る“映像作品”のコラボレーションから、新たなエンタテインメントが生まれ、様々な人が夢を叶える「場所」を作ることができたのかな……、そう思っています。
多くの方々に関わっていただいている「CINEMA FIGHTERS」から新たな出逢いが生まれ、その先にまたファンの皆さんが喜んでくれるようなエンタテインメントを創造していけたらとも思っていますので、ぜひCINEMA FIGHTERS第二弾も楽しみにしていてください。
■別所哲也のコメント
今年は、ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)が20周年となる節目の年。
CINEMA FIGHTERS project第二弾『ウタモノガタリ』をみなさまにお届けできることができて本当にうれしいです。
ファイターズとして参加してくださった監督と出演者のみなさまによる表現をひとりでも多くの方にご覧いただきたいと考えています。
このプロジェクトでは、「これからの映像作家にとってのひとつの足跡であり道しるべ」として、
その役割を果たしていきたいです。そういう意味でも、こういう音楽とシネマの新しい形――
いわゆるミュージックビデオではない映画とのコラボレーションというのは、きっと新しいジャンルや価値を生むと思います。
映画は国境を越え、言葉を超え、人種を超えて広がり、世界中の人たちに夢や感動を届けます。
楽曲の歌詞から蘇ってくる記憶の断片に命を吹き込み、それらから浮かび上がる景色、光、温もりに導かれながら、新たな物語を紡ぎました。『ウタモノガタリ』ぜひご注目ください。