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NASCAR:雪で順延の第6戦でクリント・ボウヤーが190戦ぶり優勝。初の3メーカーウイナーに

2018年03月28日 18:51  AUTOSPORT web

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190戦ぶりに勝利し、シリーズ初の3メーカーで勝利を挙げたクリント・ボウヤー(フォード・フュージョン)
モンスターエナジーNASCARカップは3月26日、第6戦マーティンズビルが行われ、クリント・ボウヤー(フォード・フュージョン)が2018年シーズン初優勝を飾った。

 現地土曜日夜に降り出した雪の影響で、決勝レースが日曜日から順延されたNASCAR第6戦。一夜明けた月曜日は快晴となり、青空のもと500周のレースがスタートした。

 マーティンズビルは1周0.526マイル(約850m)と短いレイアウトで、ショートトラックを得意とするボウヤーは予選9番手から130周目までのステージ1で5位、260周目までのステージ2で2位と着実にポジションアップを果たす。

 迎えたファイナルステージ、ボウヤーは285周目にトップへ浮上すると、200周以上に渡りミスのない走りをみせ、後方に迫るカイル・ブッシュ(トヨタ・カムリ)からポジションを死守。わずか1.146秒差でトップチェッカーを受けた。

 今回の勝利はボウヤーにとって2012年の第34戦シャーロット以来、実に190戦ぶりのもの。また、フォード陣営加入後、初の勝利となった。

 またボウヤーはNASCARカップシリーズに参戦するシボレー、トヨタ、フォードと3メーカーすべてで勝利を挙げる初の偉業を成し遂げている。

「(第2戦から3連勝を飾ったフォード陣営のケビン)ハービックは昨年末から速さを増していた。一方、僕たちにとって2017年は学びの年だったんだ」とボウヤー。

「だから、時間の問題だとは思っていた。それに、ここでレースをするのは楽しみなんだ。サーキットへの道中も2車線道路を走りながらいろいろなことを考えられる」

「その時思ったんだ。『そういえば息子のキャッシュとビクトリーレーンで記念写真を撮れてないぞ』ってね」

 ボウヤーに続く2位はブッシュが獲得。ブッシュはシーズン3度目の2位フィニッシュとなり、マーティン・トゥルーエクスJr.(トヨタ・カムリ)を交わしてポイントランキングトップに浮上している。

 モンスターエナジーNASCARカップ第7戦は4月8日、テキサス州のテキサス・モータースピードウェイで行われる。