2018年F1オーストラリアGPを終えたトロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、ホンダのエンジンはレースにおいて扱いやすく、他のマシンと戦う能力を持っていると語った。
ハートレーは16番グリッドから決勝に臨んだものの、スタート直後のターン1手前でロックし、タイヤに大きなフラットスポットを作ったため、予定外のタイヤ交換をせざるを得ず、最後尾に沈んだ。その後、パンクの影響もあり、ハートレーは1周遅れの15位という結果に終わった。
チームメイトのピエール・ガスリーは、最後尾グリッドから16位に順位を上げていたが、パワーユニットのMGU-Hのトラブルが発生、13周でリタイアした。
予選でも決勝でもトロロッソ・ホンダは好結果を残せなかったが、ハートレーは、STR13とホンダのパワーユニットのパフォーマンスにはポジティブな印象を持ったと語っている。
「去年終盤は違うエンジンで走っていた」とハートレー。昨年ルノーを使用していたトロロッソは、今年からホンダにスイッチした。
「ホンダはレースを戦う上で、とてもフレキシブルだ」
「オーバーテイクするには、DRSとトップスピードが重要だけど、今のところ、僕が感じているのは、すべてがスムーズに動いているということだ。ドライバーが処理しなければならないことがそれほど多くない」
「すべてが正しい方向に向かっている。僕は特に心配はしていない。(ホンダは)アップデートを導入する予定だと聞いている」
「レースをする能力について懸念は全くない。メルセデスが何をしているのかは知らないけれど、僕らにオーバーテイクを決めるためのツールがあるのは確かだ」
ハートレーは2017年のアメリカGPでトロロッソからF1にデビューし4戦に出場、今年がF1で初のフル参戦シーズンとなる。
「去年と比べると、チームにすっかり溶け込んだし、マシンにも慣れた」
「(オーストラリアの)予選は、今思えば、3回走行すべきだったと思う。そしたらQ2に進出するチャンスがかなり高かっただろう。あと0.05秒縮められたら、Q2に進めていた。あと1回アタックすればタイムを更新していたかもしれない」
「それでも不満はないよ。マシンに何を望むのか、ちゃんと分かっているんだ。そういう意味ではとても満足している」
「目標としていたリザルト、つまり1ポイント獲得は達成できなかった。でもいずれにしても今日は不可能だったと思う」