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スーパーフォーミュラ富士テスト初日午前、関口がだたひとり1分21秒台の最速タイムをマーク

2018年03月28日 13:21  AUTOSPORT web

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関口雄飛/ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
3月28日、富士スピードウェイで全日本スーパーフォーミュラ選手権の第2回公式合同テスト午前のセッションが行われ、関口雄飛が1分21秒861のトップタイムをマークした。このテストにはUOMO SUNOCO TEAM LEMANS 7号車のドライバーに起用されたピエトロ・フィッティパルディも参加し、46周を周回した。

 スーパーフォーミュラ第2回公式合同テスト初日午前のセッションは、快晴の下で始まった。今回のテストには、UOMO SUNOCO TEAM LEMANS 7号車のドライバーに正式決定したピエトロ・フィッティパルディを加えた19名のドライバーが参加。福住仁嶺と阪口晴南のふたりがドライブすると発表されているTEAM MUGENの15号車には、このセッションは福住が乗り込んだ。

 9時30分、セッションがスタートすると、開始20分すぎにはすでに上位陣が1分24秒台を記録。このあともタイムは順調に詰まっていき、45分をすぎるころには1分23秒台へ突入していく。

 しかし、開始から約1時間40分後、国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)がパナソニックコーナーでスピン。赤旗が提示されてセッションは一時中断となる。5分の中断を挟んで走行が再開されると、すでに残り時間は約15分。ここから各ドライバーのタイムアタックが始まった。

 ここで、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が1分21秒861という驚異的なタイムをマーク。非公式ながら2014年に記録された富士スピードウェイのコースレコードを超える速さのタイムとなった。関口のこの最速タイムを更新するドライバーは現れず、そのまま関口が初日午前のセッションを制した。

 2番手にはジェームス・ロシター、3番手にはスーパーフォーミュラルーキーの千代勝正。千代は最後にソフトのユーズドタイヤでアタック。今回のテストでは両日とも午前のセッションでオーバーテイクボタンが2回ずつ使えることになっていたが、セッション後に本人が語ったところによると、オーバーテイクボタンは使っていなかったという。

 4番手にディフェンディングチャンピオンの石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が続き、ここまでが1分22秒台。5番手には国本、6番手には野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分23秒台で続いた。

 ルーキー勢としては、福住仁嶺(TEAM MUGEN)は1分23秒466で13番手、松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は1分23秒678で16番手。フィッティパルディは46周を走り込み、1分23秒837で18番手となっている。