トップへ

門脇麦、成田凌、浅野忠信らが出演 岡崎京子原作『チワワちゃん』、二宮健監督で映画化決定

2018年03月28日 10:52  リアルサウンド

リアルサウンド

写真

 漫画家・岡崎京子が1994年に発表した漫画『チワワちゃん』が、門脇麦を主演に迎え実写映画化されることが決定した。


参考:門脇麦、“言葉にしづらい”魅力を読む 劇中で見せる“覚醒”の瞬間


 本作は、東京でありったけの若さを謳歌する男女のグループの姿を描いた青春映画。グループでマスコット的存在だった“チワワちゃん”が、ある日バラバラ遺体となって東京湾で発見される。残された仲間たちが集まり、それぞれがチワワとの思い出を語りだすが、分かったことは誰もがチワワの本名も境遇も本性も知らないまま一緒にバカ騒ぎしたり、恋愛したり、エッチしたりしていたということだった。


 主人公・ミキを演じるのは、2018年エランドール賞新人賞にも輝いた門脇麦。チワワの元カレ・ヨシダ役を成田凌、ヨシダの親友カツオ役を寛 一 郎、チワワの親友ユミ役を玉城ティナ、チワワ役を新人ながら大抜擢された吉田志織、チワワに想いを寄せるナガイ役を村上虹郎と若手実力派俳優が集結。そのほか、ライターのユーコ役には栗山千明、カメラマンでチワワの新しい恋人のサカタ役には浅野忠信が名を連ねた。


 監督・脚本を務めたのは、2017年に『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTYーリミット・オブ・スリーピング ビューティ―』で商業映画デビューを果たした二宮健。


 3月23日よりクランクインした本作は、現在撮影中。公開は2019年を予定している。また、二宮監督とキャスト陣からは下記のコメントが寄せられた。


■コメント一覧
●二宮健監督
岡崎京子先生の『チワワちゃん』が大好きで、絶対に自分が映画化する!と目標を掲げてやってきました。
34ページで描かれた青春の群像に、永遠に変わらない若者たちのダイナミズムと悟りがあったのです。いよいよ本格始動、とんでもない高揚感です。素晴らしいスタッフ・キャストたちと共に、新たな青春映画のバイブルをお届けできるよう、全力を尽くさせて頂きます!


●門脇麦
若いって楽しくて自由で滅茶苦茶で、でも寂しくて苦しくて不安定で痛くて。そんなたくさんの想いをみんなと現場で詰め込むことができればと思います。そして、そのたくさんの想いが映画の中で爆発しますように。二宮監督と力強い共演者たちと、この「チワワちゃん」という岡崎京子さんの青春の物語を一緒に創れること、とても嬉しく思います。精一杯頑張ります。


●成田凌
生きづらい世の中のちょっとした救いの映画になれば、と思います。プロデューサーが、革命を起こそうと言いました。起こせる気がします。何がどう革命なのかは、二宮健監督が分かっていて、僕達俳優部は監督を信じてただ前だけをみて仲間を信じてこれからの毎日を生きます。素敵なスタッフやキャストの皆様とこの映画を作れることがとても嬉しいです。役者をやっていてよかったと言える作品になる事を願い、ヨシダという役を愛し、生きたいと思います。


●寛一郎
まず岡崎京子さん原作の実写に出れることを嬉しく思います。最近こういった青春映画は少ないので撮影が楽しみです。原作にはそれぞれのキャラクターの詳細がほとんど書かれてないので、脚本を読むのが楽しかったです。カツオ、皆とコミュニュケーションを取りみんなのことを考えてるいい奴です。


●玉城ティナ
私はユミ役を演じさせてもらいます。岡崎京子さんの作品も、10代前半からずっと読んでいるので、この『チワワちゃん』に携われる事が不思議なのと同時にとても光栄に思っています。チワワがいた。そういう瞬間や空気を他のキャストの皆さんと協力しつつ、嘘なく漂わせていければいいなあと思います。初の二宮組、ドキドキしていますが濃密にいい時間を過ごせますように!


●吉田志織
今回、チワワが決まってから乗り越えて行かなくちゃいけない壁があり毎日緊張感がある日々を過ごしてきました。
チワワをどんどん知っていくとチワワは何にでも瞬発力が凄くて好きか嫌いかではなく、好きか大好き、の中で生きていて本当に真っ直ぐな女の子なんだと思いました。そんなチワワを全身で、全力で演じきりたいと思っています。


●村上虹郎
内容が想像もつかずすぐに原作を手に取りました。初の岡崎京子さん作品にふわふわワクワクしました。僕が演じるナガイは原作にも登場しますが、映画では少し違います。鮮やかでスケールのおおきい映画づくりをする二宮監督と、強烈な”毒物”をみなさんにお届けしたいと思います。


●栗山千明(友情出演)
引き込まれるシナリオで映像になるのが楽しみです。率直にそう思える作品に参加できて嬉しく思います。チワワちゃんという女性を探ると見えてくる人間関係。そこに愛情や嫉妬、、、人間らしさを感じました。私の役は鑑賞して下さるお客様と同じような視点です。撮影はこれからですが精一杯、務めさせていだだきます。どうぞ楽しみになさってください。


●浅野忠信
二宮監督の作品に出れることが楽しみで仕方ありません!


(リアルサウンド編集部)