2016年F1チャンピオンであるニコ・ロズベルグが、フェルナンド・アロンソはすでにF1でタイトルを獲得することを諦めており、優勝する望みもほとんどないと語った。
2005年と2006年にルノーで王座に就いたアロンソは、その後、フェラーリやマクラーレンで走ったものの、3度目のタイトルを獲得できずにいる。フェラーリ時代の2013年以来、優勝からも遠ざかっている状況だ。
アロンソが期待をかけたマクラーレン・ホンダのパートナーシップは結果を出せないまま3年で解消され、マクラーレンはルノーのパワーユニットに積み替えて、トップグループへの復活を狙っているが、メルセデス、フェラーリ、レッドブルとの差は大きいとアロンソ自身も認めている。
ロズベルグは、アロンソが今年F1と並行してWECに参戦するのは、F1での望みを捨てたからであると語った。
「彼が別のレースに参戦するのは、F1に希望を持っていないからだ」とロズベルグはスペインのAS紙に対してコメントした。
「だから勝ちたいという気持ちを満たすために、他のことに目を向けなければならないんだ。F1のタイトルを勝ち取るという選択肢はもはや彼にはない」
「それで次のチャレンジ、つまり世界一、万能なドライバーになるという目標を設定した」
「彼が2018年に優勝するかって? それはない。表彰台に立てるかどうか? 3位ならあり得るかもしれないね」
アロンソは開幕戦オーストラリアGPで5位を獲得した。