長年『マツダ・レースウェイ・ラグナ・セカ』として親しまれてきたラグナ・セカのネーミングライツをカリフォルニア州モントレー群と自動車用品メーカーのウェザーテックが獲得。4月より『ウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカ』に生まれ変わる。
1957年にスポーツカー・レーシングアソシエーション・オブ・モントレー(SCRAMP)によって建設されたラグナ・セカは、全長2.238マイル、高低差の激しいコークスクリューを含む11のコーナーで構成されているサーキット。
同サーキットのネーミングライツについては、これまで17年間に渡ってマツダが獲得しており、マツダ・レースウェイ・ラグナ・セカとして親しまれてきたが、マツダとサーキットとのスポンサー契約が2018年3月31日に終了。4月からは新たなネーミングに生まれ変わる。
具体的なネーミングライツ契約料については明かされていないものの、モントレーの地元紙『モントレー・ヘラルド』は、5年間の契約で使用料は500万ドル(約5億円)と報じている。
新たにネーミングライツを獲得したウェザーテックはアメリカ・イリノイ州を拠点とする自動車アクセサリーメーカー。同社は北米で人気のIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップでもタイトルスポンサーを務めており、モータースポーツへの関与を強化する方針のようだ。
ラグナ・セカは「迅速な契約締結は、モータースポーツ界におけるこの象徴的な施設が高い水準にあることの証明だ」との声明を発表している。
「契約交渉の話が明るみに出ると、すぐに業界内から好意的な反応が寄せられた」
「SCRAMPは施設の遺産としての要素だけでなく、将来に向けて施設を改築していく計画についても、資金を投じることができた」
「ラグナセカは長年にわたって(カリフォルニア州)セントラルコーストの経済を牽引してきたし、これからも公的資金に頼ることなく経営を継続していく」