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『ウィンストン・チャーチル』クリスティン・スコット・トーマスのインタビュー映像公開

2018年03月27日 15:22  リアルサウンド

リアルサウンド

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 3月30日に公開される『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』より、クリスティン・スコット・トーマスのインタビュー映像が公開された。


参考:動画はこちら


 本作は、実話を基にウィンストン・チャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまでの知られざる27日間を描いた歴史ドラマ。
ナチス・ドイツの勢力が拡大し、フランスは陥落間近、イギリスにも侵略の脅威が迫っていた第二次世界大戦初期を舞台に、連合軍がダンケルクの海岸で窮地に追い込まれるなかヨーロッパの運命を委ねられた、新たに就任したばかりの英国首相ウィンストン・チャーチルの姿を描く。チャーチル役で主演を務めたゲイリー・オールドマンは、第90回アカデミー賞で主演男優賞に輝いた。


 トーマスが本作で演じているのは、チャーチルの妻クレメンティーン。トーマスは映像のなかで「チャーチルに生涯、添い遂げた女性よ。彼女は若くして嫁ぎ、結婚生活は嵐のようだった。お互いへの愛情は深かったけど、安泰ではなかったの。でも、夫妻が愛し合っていたのは確かよ。とても情熱的にね 」と語り、「彼女は“ブレーン”として仕事をしたわけじゃないけど、いつも夫をしっかりと支えていたの。クレメンティーンにはいろんなアイデアがあった。政治や世界情勢にとても詳しかったのよ」と、自身が演じたクレメンティーンを分析。


 夫婦役を演じたオールドマンとはリハーサルで初めて会い、台本の読み合わせをしたというトーマス。そのときを振り返りながら、「人があれほど変身できるなんてショックを受けたわ。彼がゲイリーだということを完全に忘れてしまうのよ。元の顔を思い出せないの。本当に驚くべき仕事をする人ね。完全にチャーチルへと変身していたわ」と話し、専門家も騙されたというエピソードを披露。続けて、「ゲイリーはチャーチルのすべてを知っていた。私は本当に知らないことばかりだったから映画のためのリサーチだけでも楽しかった。ゲイリーは徹底的に勉強したはずよ」と語った。


 本作のメガホンを取ったジョー・ライト監督については、「ずっとジョー・ライト監督の映画に出たかった。『プライドと偏見』を観たときからよ。素晴らしい解釈で撮られた作品だったわ。とても好きな作品なの。とにかく今回は待ち望んでいたときがやっと来た感じね。そして、予想どおりとても楽しく仕事ができたわ。監督はとても協力的で、みんなからのアイデアに耳を傾けてくれる人なの柔軟性のある人で、素晴らしい監督だわ」とその手腕を絶賛している。(リアルサウンド編集部)