3月初旬には日本導入アナウンスと同時に先行予約が開始されていた待望の主力モデル、『フォルクスワーゲン・ポロ』の新型モデルがついに上陸。ハイライン、コンフォートライン、トレンドラインというおなじみの3グレード展開で、3月20日から発売が開始されている。
この6代目モデルからフォルクスワーゲンの上級ラインナップである『ゴルフ』や『パサート』といった主力車種と同様に、モジュラープラットフォームの“MQB”を採用し、全長4060mm(+65mm)、ホイールベース2550mm(+80mm)と、先代に比べて車格を大きく拡大。その結果、室内空間は格段に広くなり、特に後部座席の快適性や乗降性が大幅に向上し、ラゲッジルーム容積も280リッターから351リッターへとユーティリティ性能が大きく改善されている。
さらにこの“MQB”モジュール採用の最大の恩恵となるのが、そうした上級モデルと同様の先進安全装備が採用可能となったことで、プリクラッシュブレーキシステム“Front Assist”(歩行者検知対応シティエマージェンシーブレーキ機能付)を筆頭に、“プロアクティブ・オキュパント・プロテクション”、万が一の事故の際に歩行者への衝撃を緩和する“アクティブボンネット”、そして“デイタイムランニングライト“を初めて全車標準装備としたこと。これにより安全性がさらに高められている。
また、ハイラインで標準装備となるアダプティブクルーズコントロールACC(全車速追従機能付)では、機械式パーキングブレーキ採用モデルで初めてStop&Go(自動停車と自動発進)機能を備え、その他、リヤトラフィックアラート(後退時警告・衝突軽減ブレーキ機能)、ブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)や自動的にステアリングを操作してドライバーの駐車をサポートする駐車支援システム“Park Assist”など、さまざまな先進安全技術も初採用するなど、クラストップレベルの高い安全性と快適性を兼ね備えた。
注目のパワートレインには、先代の限定車にも搭載されたエンジンをベースに新開発された直列3気筒1.0TSIエンジンを搭載。この小排気量直噴ターボは95PS/175Nmを発生し、従来の1.2TSIよりパワフルに仕立てられた上、7速乾式DSGとの組み合わせでJC08モード19.1km/リッターの期待にそぐわない省燃費性能を実現している。
インテリアは、これまでの垂直基調のダッシュボードの配置から変わり水平基調を採用。デジタル接続されたディスプレイと操作パネルを可能な限り高い位置に配し、エアコンの操作パネルを除く主要な操作モジュールは、すべてダッシュボード上方のクロスパネルに集約し、クロスパネルの両側はフロントドアにつながる造形とされた。
光沢のあるブラック仕上げの“コントロールアイランド”の中央には、ガラスで覆われたインフォテイメント画面を配し、シリーズで初めてとなる純正インフォテイメントシステム“Discover Pro”も採用。8インチのスクリーンにセンサーボタンとダイヤルを採用することで、高い視認性とスムーズな操作性を誇っている。
ボディカラーにはエナジェティックオレンジメタリックを含む新カラー4色を加えた全8色を用意し、価格は209万8000~265万円となっている。
スペシャルページ: https://sp.volkswagen.co.jp/newpolo/
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