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肥満の人が多い県1位「山形県」東北6県はすべてトップ10入り 大都市圏ほど肥満の割合減る傾向

2018年03月26日 19:21  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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ドコモ・ヘルスケアは3月26日、2018年版の「からだデータ白書」を発表した。白書は、同社が提供する「WM(わたしムーヴ)」と、ウェアラブル活動量計「ムーヴバンド3」の利用者のデータを集計・分析したもの。集計期間は2017年1月1日から12月31日までの1年間。

2017年の平均体重を1週間ごとに見ると、男女ともゴールデンウィーク明けが重く、男性が72.06キログラム、女性57.47キログラムだった。最小値は、男性が71.35キログラム(8月6日週)、女性は56.89キログラム(7月30日週)だった。ゴールデンウィーク明けから夏に向けて体重が減少する傾向が見られた。

BMIが最も低いのは「7時間睡眠」の人 「痩せたい人は30分~1時間長めの睡眠を」


BMI25を超える人「肥満」の人の割合は、全国平均で35.2%。およそ3人に1人が肥満ということになる。都道府県別に見ると、肥満の人が最も多かったのは山形県(42.9%)で、2位は福島県(42.2%)。東北6県はすべてがトップ10にランクインした。3位は沖縄県(42.1%)だった。

一方、最も肥満の割合が少なかった県は福井県(31%)で、滋賀県(31.2%)、東京都(32.8%)と続く。ランキングを見ると、京都府(33.3%)は43位、大阪府(33.9)は41位、愛知県(34.1)は37位など、大都市圏で肥満の人が少ない傾向にあるようだ。

また、睡眠時間と体重の関連も注目されている。睡眠時間別にBMIを見ると、男女とも、7時間睡眠の人が最もBMIが低かった。普段の睡眠時間として多いのは、男性は6時間、女性は6時間半だった。調査を分析した遠藤拓郎医師は、「痩せやすい睡眠をとるためには、男性はプラス1時間、女性はプラス30分の睡眠時間を意識的に確保すると良い人が多いようだ」として、いつもよりやや長めの睡眠を取るようと推奨していた。