ロックバンドOKAMOTO'Sのベーシストのハマ・オカモトさん(27)が3月23日、ファンから送られてきたとんでもないメッセージをツイッターで紹介した。インスタグラムで"知らない若い子"からDM(メッセージ)が届いたという。
「読むと『〇〇(調べたらでてきたが違法の音楽アプリ)にOKAMOTO'Sが入っていなくて聴きたくても聴けません。なぜですか?また〇〇(住んでいる土地)来てくださーい』という内容でした。チョベリバ」
このDMをライブ前に読み、「気に病んだよー頑張って忘れたけどさー」と嘆いている。ロックバンドRIZEのKenKenさんも「最近はマジでそんな奴ばかりだよ。ほんともうゲロ吐きそうだぜ」と同意を示した。
10代女子の音楽の聴き方 7割が「無料動画サイト」、半数が「無料ストリーミングサイト」
正規版ではなく違法アップロードサイトで音楽を楽しまれると、アーティストとしては損失になる。ネット上でも「それを普通な事として認識しちゃってるのがこえぇ」など違法アプリの使用を批判する声が相次いだ。
ただ中には、
「そのアプリが違法ってことも、それを使ってる事が悪い事ってことも分かっていないんでしょうねその子は」
というように、そのアプリが違法だと気づいていないのではと指摘する人もいた。
ちなみに2017年に行われた調査によると、10代女子の音楽の聴き方で多かったのは「YouTubeなどの動画サービスを利用する」(71.3%)と「無料の音楽ストリーミングサービスを利用する」(51.3%)だった。こうしたサイトでは公式音源もアップされているが、違法にアップロードされたものも多数ある。
一方、有料で手に入れる「CDを購入する」(40.6%)、「CDをレンタルする」(33.8%)、「定額音楽ストリーミングサービスを利用する」(16.3%)などは軒並み半数を下回っている。音楽は「お金を使わず無料で楽しむ」という感覚がかなり一般的になっているようだ。
「アーティストが必死に作った音楽。聴く側も必死に働いたお金で買って聞くのが筋」
また「違法ってわからないのかもしれないのに、(現になぜですか?と言ってますよね)ハマくんのことが大好きなファンの子かもしれないのに、そんな言い方はないと思います。本人がこれ見たら傷つくと思います」とハマ・オカモトさんを批判する人もいるが、
「アーティストが必死に作った音楽だから聞く側も必死に働いたお金で買って聞く。それが筋だと思っているのでずっとそうしております」
という意見の方が多数派だ。今後も音楽を楽しみ続けるために「違法アプリで聴いてる=ダサいっていう風潮がはびこれば良いのに」と思う限りだ。