ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーは、チームのマシンVF-18は2017年型フェラーリのクローンにすぎないという意見を一蹴した。
2016年にF1に参入したハースはフェラーリと密接な技術提携関係にあり、パワーユニットだけでなく、ドライブトレインやリアサスペンションの一部といったパーツの提供も受けている。
VF-18のボディワークはフェラーリSF70Hに由来するもののようにも見える。マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、ハースのマシンを「フェラーリのクローン」と評しており、これがシュタイナーの怒りに火をつけた。
「話す前に、何を言おうとしているのかを考えるべきだ。誰もが自分の意見を持っているし、私だってそうだ。自分たちの成果を誇りに思っていい。できないことや、やるべきではないことをしているわけではない」とシュタイナーは述べている。
ハースのドライバーであるケビン・マグヌッセンは、マクラーレンのMCL33と比較してVF-18のパフォーマンスが印象的であったために、アロンソはただ羨んでいるのだと考えている。
「僕らが彼の前につけたことには、もちろん苛立っているだろうね。僕はマクラーレンにいたことがあるから、彼らのインフラも見てきている。それを僕らの持っているものと比べたら、腹も立つだろう」とマグヌッセン。
チームメイトのロマン・グロージャンは、ハースのマシンと昨シーズンのフェラーリのマシンが類似していることは当然だと話す。
「僕らは同じギヤボックスとサスペンションを使用している。サスペンションが空気の流れを決めることは、誰もが知っている。シーズンが長く進むにつれ、トップチームとの差は大きくなるだろう。トップチームにはついていけないよ」