SBK3連覇中のジョナサン・レイ 東京ビックサイトで行われている『東京モーターサイクルショー』のイベントステージで『MFJ全日本ロードレース選手権 SPECIAL STEAGE JSB1000&“コカ・コーラ”鈴鹿8耐』が開催。この場で、カワサキ・チームグリーンの釈迦堂利郎監督が2018年の鈴鹿8時間耐久ロードレースのライダーラインアップを公表した。
この日行われたイベントには全日本ロードレース選手権JSB1000クラスに参戦するヤマハ・ファクトリー・レーシングの中須賀克行と吉川和多留監督、カワサキ・チームグリーンの渡辺一馬と釈迦堂監督、ヨシムラスズキMOTULレーシングの津田拓也と加藤陽平監督、チームHRCの高橋巧と宇川徹監督が参加し、トークショーが行われた。
イベントのなかで鈴鹿8耐の話題に入り、「ライダーについて決まっていますか?」というMCの質問にたいして釈迦堂監督は「今年の鈴鹿8耐にはジョナサン・レイを連れてきます」と公表した。
レイは2015年からカワサキに加入した31歳のイギリス人ライダー。2015年、2016年、2017年とチャンピオンに輝き、スーパーバイク世界選手権で3連覇を果たしている。また、2012年の鈴鹿8耐では秋吉耕佑、岡田忠之とともに出場し優勝を飾った。
さらに釈迦堂監督は、レイに加え、鈴鹿8耐でカワサキの2年連続2位表彰台獲得に貢献したレオン・ハスラムとカワサキ・チームグリーンのエースライダーである渡辺一馬というライダーラインアップで2018年の鈴鹿8耐に挑むことも明かした。
会場でライダーラインアップを聞いた渡辺は次のようにコメント。
「ライダー3人で速いというのは(鈴鹿8耐で)勝つために必要な条件だと思っています。ジョナサン・レイは世界チャンピオンですし、レオン(・ハスラム)とは昨年も一緒に参戦していますので、コンビネーションは問題ないと感じています」
「今年は(鈴鹿8耐の)タイヤサイズも17インチになります。ふたりが来た時に(マシンの)ベースとなる走り出しのセッティングが重要になるので、少しでもいい状態のバイクを用意できれば結果に繋がると思っています」
「プレッシャーはありますが、ふたりと一緒にレースができる環境を作ってくれたことはすごくありがたいことだし、ライダーとして光栄なことなので、その期待に応えられるように自分のできることを精一杯やっていきます」
鈴鹿8耐への出場が決まったレイは、カワサキ・ヨーロッパのサイトで「鈴鹿は人とマシンの大きなテストの場だ。(鈴鹿8耐の)レース中はワクワクするから、今シーズンは非常に興奮しているよ」とコメント。
ハスラムは「鈴鹿はとてもチャレンジングなサーキットで、(カワサキの)バイクの特性に合っている。チームグリーンとともに出場し、ZX-10RRに乗ることが楽しみだ」と語っている。