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2018年モデルのグッドスマイル 初音ミク AMGがシェイクダウン「パリっとしていい!」

2018年03月24日 20:31  AUTOSPORT web

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2018年モデルのグッドスマイル 初音ミク AMG。富士公式テストはスペシャルカラーとなった。
3月24日、富士スピードウェイでスーパーGT公式テストがスタートした。2017年GT300チャンピオンである谷口信輝/片岡龍也組GOODSMILE RACING & Team UKYOの0号車グッドスマイル 初音ミク AMGは、このテスト初日が2018年に投入するAMG GT3のシェイクダウンとなったが、ドライバーふたりに感想を聞いた。

 2018年に向けていち早く谷口/片岡コンビの継続を発表し、2月18日にはファン待望の18年仕様のカラーリングもお披露目していたGOODSMILE RACING & Team UKYO。ただ、2月のワンダーフェスティバルでお披露目された車両は、2017年のチャンピオンカーに18年のカラーリングを施したものだった。

 今オフ、メルセデスのカスタマーレーシングカーは、GT3/GT4とも納期が遅れていると言われており、GOODSMILE RACING & Team UKYOにも岡山公式テストが終わってからようやく2018年投入のAMG GT3が到着。今回の富士テストがシェイクダウンとなった。

 富士スピードウェイに運び込まれたマシンは、まったくステッカーも貼り込まれていない状態だったが、走行前日に各部の調整を行った後、河野駿佑データエンジニアを中心に、ボンネットとドア、リヤウイング翼端板に『GSR』の文字、さらにリヤウイングやフロントウインドウにステッカーを貼り込み、今回のみの『スペシャルカラー』が完成した。

 迎えた24日の初走行だが、「年功序列で」谷口がステアリングを握りコースイン。片岡と交代しながら、午前のセッション1は1分37秒382というベストタイムで3番手に。午後は1分37秒365というベストで、9番手につけた。

「やっぱりパリっとして、いいよ(笑)。(17年モデルから)中身は何も変わっていないはずなんだけどね」というのは、走行後の谷口だ。また、片岡も「GT3カーとはいえ、やっぱり新車はセッティング感度もあるし、フィーリングとしては全体的にポジティブな要素しかなかったですね」と好感触を得たようだ。

 レーシングカーはやはりストレスを受けながら走るため、新車はやはり各部がフレッシュな分、ドライバーたちの感触もいい様子。ただ片岡によれば「ただ、まだ各部の“アタリ”が出ていないのか、フリクションが大きいのか、ストレートが伸びないんです。積んできたエンジンが調子悪いとかでなければいいなと」という心配も。

 ちなみに、ふたりに共通した意見として出たのは、昨年使用していた17年モデルでは「シェイクダウンしたばかりの頃は、鈴鹿も富士も『超いい!』って言ってたんだけど、ちょっとしたら『あれ!? 下ろしたばかりの雰囲気はどこへ?』ってことがあった(谷口)」と突如“パリッと感”がなくなってしまったのだという。

「だから、それが無くなりませんように」というのがふたりの共通見解。今シーズン、好感触はどう続いていくのだろうか!?