山根敏史と山根麻美が手掛ける「エフシーイー(F/CE.®)」が、初のランウェイショーを渋谷ヒカリエで開催した。2018-19年秋冬コレクションのテーマは「OLDNEW SCHOOL」。古い生地やスタイルにテクノロジーや感性をミックスし、アウトドアベースのタウンユースアイテムを発表した。
2010年創業のエフシーイーはバッグからスタートしたブランドで、1年前からアパレル展開を開始。機能性をブランドの特徴としており、毎シーズン実際に訪れ国の生活や歴史、アート、音楽などの文化に触れ、そこで感じたインスピレーションをデザインに落とし込んでいる。「TOKYO FASHION AWARD」の受賞特典によりパリで行った展示会では新規で10件の取り引き先が決まるなど、国内外でビジネスを広げている。
ショー会場にはテントを設置し、アウトドアシーンを想起させる空間を演出。ファーストルックではダウンを着用した10人のモデルを一斉に登場させ、フィナーレのような演出からショーをスタートした。
今シーズンはフランスを訪れ、「水」をキーワードにフィッシャーマンから着想を得たコレクションを製作。ロロピアーナの素材を完全防水に仕上げたテキスタイルといった、機能性にも配慮したオーバーサイズのコートや、防寒性に優れたフリースなどを発表した。
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