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「パトリック・オーウェン」インドネシアの伝統を現代的に表現、東京で初のショー

2018年03月24日 09:22  Fashionsnap.com

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インドネシアのジャカルタを拠点にする「パトリック・オーウェン(PATRICK OWEN)」が、東京で初となるショーを開催した。

 コレクションのテーマは「RE:mata」。サンスクリット語で「物事を違った角度から再び見つめる」という動詞だ。コレクションに込めたメッセージは「創造することの自由」。インドネシアの染め生地「バティック」は古くから伝わる工芸品ゆえに製造工程においても多くのルールが存在するが、デザイナーはその伝統を尊重しつつも新たな解釈を加えた「モダン トラディショナル」に挑戦している。バティックのモチーフや刺繍をデジタルプリントするなど現代的な手法を用いてデザインに取り入れたほか、手仕事で仕上げられた刺繍などもディテールに施された。 デザインやシルエットはあくまでも時代性を取り入れ、ジャケットやシャツの袖をニットで切り替えたハイブリットなデザインやストリートミックスのスタイリングなどを提案。カラフルなシューズやサンダル、ソックスはデザイナー自身が小さい頃に遊び「自由な表現の仕方を覚えた」というレゴからインスピレーションを得たという。 インドネシアのカルチャーを発信したいという思いからこれまでにも香港やソウル、オーストラリアでもコレクションを発表しているが、東京は初めて。インドネシアからモデルを呼び、デザイナーの友人であるインドネシアのブロガーやインフルエンサーも多く来日した。また、ショーにはインスタグラムで知り合ったという15歳の日本人インフルエンサーのYOSHIがモデルとして出演した。
■Patrick Owen:2018-19年秋冬コレクション全ルック■東京ファッションウィークの最新情報:特設サイト