ヨシムラジャパンは、東京ビッグサイトで開催されている『第45回東京モーターサイクルショー』で全日本ロードレース選手権JSB1000クラスの参戦体制を正式に発表した。
ヨシムラは、2018年シーズンもフランスのカーメンテナンス・ケミカルメーカーのMOTUL(モチュール)とタッグを組み『ヨシムラスズキMOTULレーシング』としてJSB1000クラスに挑む。またモチュールに加え、自動車部品サプライヤーのDENSO(デンソー)も引き続きヨシムラをサポート。デンソーとヨシムラの関係は2018年で40年目を迎える。
ライダーラインアップはヨシムラから6年目の参戦となる津田拓也に加え、新たに加入した渡辺一樹というふたり。ゼッケンは津田が12番を、渡辺が26番を使用する。チームを率いるのは加藤陽平監督だ。
登壇した加藤監督は「今年もヨシムラは、ヨシムラスズキMOTULレーシングとして2台体制で全日本ロードレースに参戦します」と語ると、次のようにコメント。
「津田選手は昨年ランキング2位で非常に悔しい思いをしました。その悔しい思いを糧に、(シーズンオフは)チーム一丸となってマシンを開発し、少しでもライダーに快適に速く乗ってもらうために努力しています。今年はぜひとも一緒にチャンピオンを獲りたいと思っています」
「そして今年、新しく渡辺選手が加わることになりました。彼も非常に素晴らしいスピードを持っていることは実証済みなので、ヨシムラで彼の速さをバックアップしてレース結果に繋げ、津田選手と渡辺選手のワン・ツーを目指していきたいと思います」
ヨシムラのエースライダーを務める津田は「やらなければいけないことは速く走ることです。昨年は今まで味わったことのないくらい悔しい思いをしたので、まず悔しい思いを晴らすべくレースで勝たなければならないので、チーム一丸となって頑張っていきたいと思います」と意気込みを語った。
ヨシムラの一員となった渡辺は「同じ舞台(JSB1000クラス)で一緒に走っていた津田選手とチームメイトになるとは思っていませんでした。新しいパッケージで自分としても新鮮な環境のなかで走れるということで、今シーズンはワン・ツーを飾れるように頑張ります」とコメントした。
なお発表会が行われたヨシムラブースでは、2日前にツインリンクもてぎで行われた公開テストで実際に走行したJSB1000クラスを戦う2018年型スズキGSX-R1000の展示に加え、ヨシムラの新たなパーツが飾られている。