DSヴァージン・レーシングとしてフォーミュラEに参戦しているDSオートモビルは、2018年末に開幕する“シーズン5”で用いる新世代マシン『DS E-TENSE FE19』のシェイクダウンを終えたと発表した。
3月6日に開幕したジュネーブ国際モーターショーで初めて公開されたフォーミュラEの第2世代シャシー。“バットモービル”風の大胆なデザインが採用された新型マシンは、モーターパワーの増大によるトップスピードの向上や、バッテリー容量の増加に伴う乗り換え作業の撤廃など、スペック面でも大きな注目を集めている。
最新シャシーのワールドプレミアが行われた同日、2018/19年型マシン『DS E-TENSE FE19』のレンダリングおよびスペック情報などを発表したDSオートモービルは、今回、他陣営に先駆けてベルサイユ宮殿近くにあるDSパフォーマンスのファクトリーでマシンの初走行を実施したという。
DSパフォーマンスのディレクター、クサビエ・メステラン-ピノンは「シーズン5最初の公式プレシーズンテストが始まる数日前に『DS E-TENSE FE19』がトラックを走行する姿を確認できたのは、素晴らしいと言うほかない」と語った。
「クルマ各部のアッセンブリはベンチ上で繰り返しテストされていたが、完全な状態に組み立てられたマシンが地面を蹴り、走り出したのはこれが初めてだった」
「チームの技術スタッフにとってはうれしい瞬間だったことだろう。そして、それは(私を含めて)決して忘れられない機会になるんだ」