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F1オーストラリアGP FP2:接戦の中団勢でトロロッソ・ホンダは16番手、マクラーレンは再び速さを見せる

2018年03月23日 16:01  AUTOSPORT web

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F1オーストラリアGP FP2でも積極的に周回をこなしたトロロッソ・ホンダ
F1オーストラリアGP、午後4時からのFP2も、快晴下で始まった。気温はさらに上昇し、29℃。路面温度も44℃に達した。日曜日の同時刻にレースが行なわれることもあって、各チームはセッション序盤からロングランを敢行する(日曜日は曇り、あるいは雨の予報だが)。ただし使用タイヤはバラバラで、スーパーソフトのハミルトンがトップタイム。ソフトのフェルスタッペンが100分の1秒差で2番手に付けた。

 中団勢ではルノーのカルロス・サインツJr.が7番手。FP1で信頼性が不安視されたマクラーレンは、序盤から順調に周回を続け、フェルナンド・アロンソ8番手、ストフェル・バンドーン10番手に付けている。 

 開始後30分過ぎ。今度はほぼ全車が、最も柔らかいウルトラソフトでのロングランに移行した。キミ・ライコネンが一瞬トップに立ったが、ハミルトンが唯一1分23秒台に入り、その座を奪い返す。

 コンマ2秒差でバルテリ・ボッタスが続き、再びメルセデスが1-2を形成した。しかしすぐにフェルスタッペンが2番手に上がり、ハミルトンのコンマ1秒差まで迫った。その後方ではロマン・グロージャンが、5番手ベッテルにコンマ2秒差の6番手タイムを叩き出している。

 開始後47分。今季最初の赤旗が振られた。タイヤの破片がコース上に散乱したためだが、誰のものかは不明だ。5分後に再開。1分28秒台で周回を重ねるハミルトンが、最も柔らかいコンパウンドでのロングランペースでは最速のようだ。ボッタスもそれに近いペースだが、何度か挙動を乱している。

 終盤には再び、3種類のコンパウンドが混在するロングランに。大きなトラブルやクラッシュに見舞われるマシンはなかったが、唯一ダニエル・リカルドはフロントサスペンションの交換を余儀なくされ、7番手に甘んじている。最多周回はブレンドン・ハートレーの41周だった。

 中団勢はグロージャン6番手、ケビン・マグヌッセン9番手のハースが光る速さを見せた、マクラーレンも午後はトラブルフリーで、アロンソ8番手、バンドーン10番手。

 トロロッソ・ホンダは、ハートレー、ピエール・ガスリーが16、17番手。終盤のロングランはハートレーはスーパーソフト、ガスリーはソフトで行なったが、ソフトのフォース・インディアよりわずかに劣った。一方でザウバーよりは速く、ウイリアムズとほぼ互角のペース。その辺りがトロロッソ・ホンダの、現時点での立ち位置といえそうだ。

 明日のメルボルンは朝から終日悪天候の予報で、午後5時からの予選時の降水確率は、今のところ100%となっている。