レッドブルF1のRB14はレースに向けての準備ができているが、ルノー製エンジン搭載のマシンが、ストレートでライバル勢に大きく劣るのではないかとマックス・フェルスタッペンは危惧している。
レッドブルF1チームは、過去数年間のように低調なシーズン序盤からその後徐々に勢いを増していくのではなく、メルボルンでは初めからパフォーマンスを発揮するために、2018年型マシンの設計を早期に開始していた。
確かに、ルイス・ハミルトンでさえ開幕戦ではレッドブルにもチャンスあると、肯定的な見方を口にしている。しかしフェルスタッペンは、ルノーのパワーがメルセデスやフェラーリに比べて不足していると強調し、警戒心を崩さない。
「もちろん昨年に比べたら、マシンは何カ所か良い具合に改善されているけれど、他のチームも確実に改善しているだろうからね」とフェルスタッペンはシーズン開幕直前の木曜日に語った。
「個人的な感想を言えば、僕たちは強さのあるマシンを手にしている。でもパッケージ全体がここのストレートでどれだけ速さを出せるかに関しては、注視していく必要がある」
「あそこでは確実に、少し厄介なことになる。確かに僕は楽観的ではあるが、現実的でもある。どうなっていくか、展開を見守っていくことになるだろう」
フェルスタッペンはルノーのさらなる進歩に期待しているが、レッドブルもF1の慌ただしいシーズン中の開発競争のなかで、持ちこたえることが要求されるだろうと話す。
「僕たちはメルセデスやフェラーリに比べて優位に立たなければいけないんだ」
「シーズン中の開発力は、これまで常にレッドブルの強みだったけれど、今年がどうなっていくかについても目を向けていなければならない」
「今年はまた違う年なんだ。僕はチームが素晴らしいマシンを作り上げ、それを維持していくだろうと確信している。でもパッケージ全体が適正である必要があるんだ」