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TEAM MUGEN、電動バイク『神電 七』お披露目。マン島TTで5連覇、表彰台独占ねらう

2018年03月23日 12:41  AUTOSPORT web

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TEAM MUGENがマン島TTに投入する『神電 七(SHINDEN NANA)』
TEAM MUGENは3月23日、東京ビッグサイトで開催されている『第45回 東京モーターサイクルショー』のなかで、2018年マン島TTレースゼロチャレンジクラスの参戦体制発表を行った。2018年マン島TTに投入する新型マシン『神電 七(SHINDEN NANA)』を公開するとともに、ライダーラインアップを明らかにした。

 世界最古の高速オートバイレース『マン島TTレース』に2012年から電動バイクで挑んでいるTEAM MUGEN。2017年は神電 六を投入してTTゼロチャレンジクラスを制覇し、クラス4連覇を果たしている。

 2018年の起用ライダーは2016年のTTゼロチャレンジクラスにTEAM MUGENから参戦したブルース・アンスティとマン島TTで通算23回の優勝記録を持つジョン・マクギネス、そして北アイルランド出身のリー・ジョンストンの3名体制。チームを率いるのは宮田明広監督だ。

 3名体制となったことについて宮田監督が「2018年、5連覇をねらうのは当然です。さらにチーム体制を強化し、表彰台独占を目指して3台体制で挑みます」と意気込みを語ると、会場からは拍手が起こる盛り上がり。

 宮田監督とともに壇上に登場したテストライダーの宮城光は「大変なことですよ」と今回の発表に驚いたとしながらも、「わかりました、やりましょう!」と応えてみせた。

 そして、ここで2018年マン島TTレースゼロチャレンジクラスに投入されるマシン『神電 七』がアンベイル。神電 七は2017年のマシン神電 六の冷却系や空力特性を改良したほか、パワーユニット、モーターインバーターの制御系も細かく見直し、アップデートされた。また、バッテリーの性能を最大限に引き出し、使い切れるように性能が高められているという。

 なお、無限ブースでは、神電 七と内部構造が見えるカウルレスモデルが展示されている。貴重な電動バイクの内部を見ることができるチャンス、ぜひ足を運んでみては。

 無限ブースでは、そのほか電動モトクロス『E.REX』、「目まぐるしく進化している時代だからこそ、あえて荒々しい鼓動とトルク感、そして男性的な格好良さを求めたガソリンエンジンを創りたい」という思いのもと作られたスタディーモデル『MUGEN Vツインエンジンスタディーモデル』も展示されている。

  TEAM MUGENが挑む2018年のマン島TTレースは5月26~6月8日に開催され、ゼロチャレンジクラスは日本時間6月7日0時25分に決勝レースがスタートする。