FIA国際自動車連盟とWEC世界耐久選手権は3月22日、ブラジル・インテルラゴスで開催される『WECサンパウロ6時間』が、2019/20年シーズンからシリーズに復帰すると発表した。
ブラジルで行われたプレスカンファレンスには、FIA会長のジャン・トッド、WECのジェラルド・ヌブーCEO、新大会プロモーターのNドゥダック(N Duduch)、ニコラス・ドゥダックCEOの3名が出席。この席で三者は、2014年を最後にWECが開催されていないインテルラゴスがふたたびシリーズのカレンダー復帰とともに、複数年にわたる開催契約を結んだと発表した。
同会見での開催日発表はなされなかったものの、WECでは今夏、その詳細を明らかにするとしている。
また、数年ぶりに行われる今大会では、2017年シーズンのLMP2チャンピオンとなったブルーノ・セナが同レースの大使になることがアナウンスされた。
「サンパウロ6時間レースのWECへの復帰は、多くのブラジル人ファンにとって非常に良いニュースであり、この決定はFIAにおいても完全に支持されている」と語ったトッド。
「偉大な歴史と遺産を持つこの国の人々は、あらゆるモータースポーツに情熱を持っており、そこには当然耐久レースも含まれている。我々は、シリーズにブラジルラウンドを復帰させることで、世界中のスポーツカーレースファンにWECの興奮を引き続き提供できると考えている」
また、WECのヌブーCEOもサンパウロのカレンダー復帰を歓迎し「2014年にこの地で展開された素晴らしいレースを誰が忘れることができるだろうか。2019/20年シーズンにふたたびインテルラゴスに戻り、ブラジルの友人たちとモータースポーツに対する情熱を共有できることをうれしく思うとともに、楽しみにしている」とコメントした。
2018年3月22日