3月17~18日に富士スピードウェイで開催されるスーパーGT公式合同テスト。このセッションに参加する“ベントレー・ボーイ”のジュール・グーノンは「スーパーGTは長年ウィッシュリストに載っていたカテゴリー」だと明かした。
2018年にベントレーのワークスドライバー、“ベントレー・ボーイズ”の仲間入りを果たしたグーノンは1994年生まれでフランス出身の23歳。2017年はADAC GTマスターズでシリーズチャンピオンを獲得したほか、第69回トタル・スパ24時間でも総合優勝を飾っている。
そんなグーノンは、スーパーGT300クラスにベントレー・コンチネンタルGT3で参戦するEIcars BENTLEYをサポートするため来日。富士と鈴鹿サーキットで行われる公式テストに参加するほか、シリーズ第5戦富士では第3ドライバーを務める予定だという。
スーパーGT参戦に対し、グーノンは「もう一度、アジア圏のレースに参戦することを心待ちにしていた」と述べている。
「スーパーGTは世界でも指折りのチャンピオンシップで、長年参戦したいと思うレースのリストに載っていたんだ。だからEIcars BENTLEYとともにコンチネンタルGT3で戦うチャンスを得られてうれしかったよ」
「日本におけるベントレーのトップカスタマーであるEIcarsと一緒に、強力なドライバーたちと戦うことを楽しみにしている」
EIcars BENTLEYにベントレー本国のワークスドライバーが派遣されるのは、2017年7月の富士タイヤメーカーテストに参加したスティーブン・ケインに続いてふたりめ。
加えて、チームには公式テストも含め、第4戦タイを除いた全戦でワークスのエンジニアも帯同するといい、ベントレー本体としても、スーパーGTでの活躍を重要視している様子が伺える。
また、2018年8月には鈴鹿サーキットでIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの最終戦『鈴鹿10時間耐久レース』が開催され、ベントレーはBentley Team M-Sportとして2台を投入予定。EIcarsは、この鈴鹿10時間に参戦するベントレー・チームMスポーツをサポートするとのことだ。