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KAT-TUN、約2年の充電期間を経てついに動き出す デビュー記念日にLINE LIVEで生配信

2018年03月23日 10:11  リアルサウンド

リアルサウンド

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 KAT-TUNが、ついに動き出したーー。<ギリギリでいつも生きていたいから/さぁ思いっきりブチ破ろう>。デビュー楽曲「Real Face」の歌詞に象徴されるように、型にはまらないまっすぐな男気こそKAT-TUNらしさ。「でっかくなって帰ってくるから」と誓った3人が、その約束を果たす日を迎えたのだ。昨日、3月22日のデビュー記念日に、約2年の充電期間を経てファンの前に立った彼ら。しかもそのパフォーマンスを、ジャニーズでは異例となるLINE LIVEで生配信したのだ。約45分間の中継で「いいね!」を意味するハートの数は2000万をゆうに超える盛り上がりを見せ、喜びのコメントが怒涛の勢いで投稿された。


(関連:充電期間を経たKAT-TUNが教える、“不屈論3か条” 「不滅のスクラム」と重なる精神に迫る


 「無事に充電期間も終わりました」中丸雄一らしいライトな挨拶でスタートすると、ブランクを感じさせないバランスの取れた3人のトークが繰り広げられる。「デビュー日に、みんなの前に立つのって初めてだよね? いろんなことがあって、曖昧になってるけど(笑)」そう亀梨和也が笑いながら話すと、中丸が前日に“おめでとう”とグループメールで送ろうか悩んだが、直接会えると思ってやめたと明かした。それぞれが映画やドラマ、舞台、バラエティ……と活動をしてきた充電期間とは異なり、これからはまた1番近くにメンバーがいるのだ。改めて、亀梨が手を伸ばして3人が握手を交わした。


 久しぶりに会えたファンに対しても、上田竜也が「KAT-TUNのファンはね、キレイな子が多いって噂ですよ」とポケットに手を入れながらクールに喜ばせると、「お世辞抜きにホント思う」と亀梨も同意。客席からは歓声が上がったが、次の瞬間「簡単な人たちだなー(笑)」と中丸が茶々を入れて笑いを誘う。それは、充電期間を経てもなお応援し続けてくれたファンへの信頼の証。そして、またすぐに会えるからこそのツンデレぶりだろう。


 「“かつつつつ”、“たつつつつ”、“カメカメカメカメ”で、“中丸!”」初の生配信が、楽しくて仕方ないといった様子の亀梨は、コメント欄を読み上げて大喜び。中丸がライブなど再始動に向けて準備していることを「こねこねしてる」と表現した後は、コメント欄が「こねこね」でいっぱいになるなど、そのレスポンスの速さに亀梨も上田も新鮮な遊びを手にした少年のようにはしゃぐ。それを見た中丸は「データの無駄遣い! メンバーに馬鹿にされるのはいいんだけど、他の人にいじられるのは嫌なんだよ」と、なんともいじらしい発言をして、ファンの心をキュンとさせた。


 4月20日から22日までの3日間、東京ドームで『KAT-TUN LIVE 2018 UNION』を控えている3人。その景色を目標に充電期間を過ごしてきたという亀梨が「なかなか口で言うのはアレですけど、行動で示したいと……」と語ると、中丸がまたもや「モテる男の発言ですよ! 何を充電してたかわかんないけど(笑)」とからかい、亀梨も「ちょっと確認させて」と後ろを向き何やらゴソゴソと怪しい動きを見せる悪ノリも飛び出した。


 デビュー記念日にピッタリな新曲「Sweet Birthday」を披露すると、話題は最新シングル『Ask yourself』へ。通常盤/初回プレスには、それぞれが充電期間中の成果がわかるように、ソロ曲が収録される。各自が楽曲を解説すると、上田は舞台『新世界ロマンスオーケストラ』で歌った「俺メロディ」を「6人の女を抱いてできた音楽です」と説明。すると、今度は亀梨が「上田、お前、何充電してきたんだよ(笑)」とツッコミを入れ、上田が後ろを向き……と、先ほどの亀梨の悪ノリにさらにノッていく。「KAT-TUNじゃないと、こんな自由にいられませんから」と亀梨が言うように、ソロとはまた違うヤンチャさや可愛げが溢れるのがKAT-TUNというグループの魅力だ。


 「我々のいいクセ」と中丸が話すように、KAT-TUNのトークは尽きることがない。「では!」と中丸が仕切って次の曲に行こうとすると、亀梨が「(記念日の)あ、ケーキかってきた?」と自由な発言をして、上田が「早く行こうぜ!」と声を荒げる。その流れを亀梨は「……ていう鉄板のヤツ!」と愛でる姿が印象的だった。きっとファン以上に彼らがこの日を待ち望んでいたのだろう。きっと、今夜の『ミュージックステーション 2時間SP』(テレビ朝日系)でも、そんな微笑ましいやりとりが見られることだろう。今夜のライブも、リアルタイムで楽しみたい。(文=佐藤結衣)