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ファッションはアートか?ファッション批評誌「ヴァニタス」最新号が発売

2018年03月22日 18:43  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

 ファッションの批評誌「ヴァニタス(vanitas)」No.005が発売された。前号の発売から約2年半ぶりとなる今号では「ファッション・デザイン・アート」を特集。「『ファッションはアートなのか』という半ば不毛な問いはいつまで続けられるのだろう」という疑問を出発点とし、ファッションとデザインとアートの現在の関係をさまざまな側面から検証している。価格は税別1,800円。

 蘆田裕史と水野大二郎が立ち上げたヴァニタスは、研究者やキュレーターによる論考からファッションデザイナーへのインタビューまで、様々な視点でファッションにおけるアーカイブの現状と今後の展望を議論することを目的とした書籍で、創刊号は2012年3月に刊行。
 同書籍では、ファッション・デザイン・アートがそれぞれ独立したジャンルであることを前提としながら、現在において各分野がどのような関係を結びつつあるのかを多様な側面から探る。東京藝術大学で美学を学んだファッションデザイナー 小野智海、演劇作家 藤田貴大、Googleのプロジェクト・ジャカードの開発にも携わるデザイナー・アーティスト 福原志保の3者のインタビューに加え、ファッションとアートをめぐる展覧会の意義を明らかにする利根川由奈や、バイオファッションという新しい動向を探る高橋洋介・川崎和也によるテキスト、その他書籍や展覧会の紹介などを掲載している。