高出力版のエンジンと6速MTを組み合わせた最後の限定車、『DS3 PERFORMANCE LINE MT FINAL VERSION』 シトロエンの上級ラインとして独立ブランドとなった『DS』のラインアップで、もっともコンパクトかつスポーティなモデルに位置付けられ、ラリー競技ベース車としての顔も持つDS3に、高出力版のエンジンと6速MTを組み合わせた最後の限定車、『DS3 PERFORMANCE LINE MT FINAL VERSION』が登場。3月12日より20台限定で発売開始となっている。
WRC世界ラリー選手権でセバスチャン・ローブがドライブしたワークスカーはもとより、WorldRX世界ラリークロス選手権でもペター・ソルベルグやリアム・ドーランといった実力派がそのイメージを活用したマシンをドライブし、コンパクトかつスポーティなキャラを象徴するモデルとして定着してきたDS3。
日本市場においても、1.6リッターの4気筒直噴ターボを搭載し、6速ATとともに6速MTモデルも導入されるなど、つねにホットハッチとして独自の存在感を放ってきた。
今回の限定車は、その6速MTが用意される“SPORT CHIC”のグレードをベースに、一昨年のマイナーチェンジで採用されたDSウインググリルとLEDビジョンヘッドライトを装備。
そこにオールブラックペイントのホイール、PERFORMANCE LINE専用のエンブレム、ストライプステッカー、さらにコックピットにはレザーシフトノブ、専用色のステッチやPERFORMANCE LINEの刺繍を施した特別装備が多数採用された「ファイナルバージョン」と謳われる。
DSの高性能モデルを手がける“DS PERFORMANCE LINE”のラインやロゴがドアミラーやフロント、ドア部に備わる他、センターキャップをジェリーベリーのカラーとした17インチノアールアロイホイールで精悍なエクステリアとし、インテリアではステアリング/インストルメントパネルバイザー/シフトレバーブーツ/サイドブレーキレバー/ドアアームレスト/フロアマットなど、細部に至るまで専用のステッチが施された。
そしてドライビングに没頭するためのスポーツ形状フロントシートにも、シートバック部に専用ステッチとロゴ刺しゅうが入れられたダイナミカ&ファブリックシートを採用するなど、特別な演出がなされている。
また1598ccの直列4気筒直噴ツインスクロールターボは最高出力165PS、最大トルク240Nmを発生しつつ、JC08モード燃費16.6km/リッターの優秀な省燃費性能も両立した。
ボディーカラーはブランパールナクレ+ノアールオニキスのツートンと、ノアールペルラネラモノトーンの2パターンとなり、各色15台ずつを用意。従来のSPORT CHICの価格を据え置いた299万円の価格設定となっている。
オフィシャルサイト:http://www.dsautomobiles.jp/ds-models/ds3/limited-edition/ds-performance-line/