2018年のF1オーストラリアGPでは、オーバーテイクを促進するため、F1史上初めてDRSゾーンが3カ所設けられることが決まった。
DRS(ドラッグリダクションシステム)は、リヤウイングのフラップの角度を変えることで、ドラッグを減らし速度を上げるシステム。計測ポイントで前のマシンとの差が1秒以内だったドライバーは、アクティベーションゾーンでDRSを使用することが許されており、それをオーバーテイクのために活用することができる。
2011年に導入されて以来、DRSゾーンは1カ所か2カ所に定められてきたが、今年のアルバートパークでは、さらなるオーバーテイク増加を期待し、FIAがこれを3カ所に増やすことを決めた。
ターン14手前の計測ポイントとターン16後およびターン2後のアクティベーションゾーンは昨年同様で、ターン11手前の計測ポイントとターン12の後のアクティベーションゾーンが今回加えられた。
アルバートパークはオーバーテイクが非常に困難なサーキットとして知られている。