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佐藤二朗×白石麻衣×山田孝之、『やれたかも委員会』ドラマイズム枠で連ドラ化決定

2018年03月22日 08:01  リアルサウンド

リアルサウンド

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 佐藤二朗、白石麻衣(乃木坂46)、山田孝之が共演するドラマ『やれたかも委員会』が、4月クールのMBS・TBSドラマイズム枠で放送されることが決まった。


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 WEBサイト・noteとcakesで公開され、SNSを中心に話題を呼んだ、吉田貴司のWEB発コミックを実写化した本作は、“恋愛ドラマ不毛の時代に贈る、全く新しい恋愛ドラマ”。いつどこで開催されるかもわからず、ミステリアスでありながら荘厳な雰囲気に包まれる、“やれたかも委員会”のメンバーが、毎回訪れる相談者が思い入れたっぷりに語る、異性との忘れがたき(でも、結局はやれなかった)エピソードに耳を傾け、「やれた」「やれたとは言えない」どちらかの札を上げ判定する模様を描く。


 出演が決まった佐藤、白石、山田の3人が演じるのは、やれたかも委員会のメンバーたち。佐藤が演じるのは能島譲(のうじまゆずる)。公開されたビジュアルでは、やれたかも 委員会メンバー3名の主催者としてセンターに鎮座し、重々しい雰囲気をまといながら強い眼差しを向ける。委員会の中で唯一の女性メンバー、月綾子(つきあやこ)を白石が演じる。ビジュアルでは、眼鏡をかけた彼女だけが「やれたとは言えない」の札を上げているのが確認できる。最後の委員会メンバー、帽子にサングラス姿という一見風変わりな出で立ちで、「やれた」の札を上げるオアシスを演じるのが山田。淡々としているようにも見えるが、相談者の“やれたかもエピソード”への多角的アプローチは3名の中でもピカイチだという。その探偵さながらの名推理は、委員会の議論の流れさえも一変させ、委員会メンバーと相談者を熱く真剣な議論へと導いていく。


 ロバートの秋山竜次、本多力、朝比奈彩らのキャスト陣で、今年の1月にAbemaTVでも連ドラ化された本作だが、今回の連ドラ版では、原作よりもさらに濃密で濃厚な人間ドラマを描かなければとの想いから、原作の吉田と製作陣の協議の上、あえて原作とは違うキャラクター設定を委員会メンバー3名に用いることにしたという。原作の能島明、月満子、パラディソは、ドラマではそれぞれ、能島譲、月綾子、オアシスに変更になった。原作では、やれたかも委員会に訪れる相談者の“やれたかもエピソード”の回想をメインに描かれるが、テレビドラマでは、相談者の回想パートに加えて、委員会メンバー3名と相談者の間で繰り広げられる、「やれた」「やれたとは言えない」の判定に至るまでの熱い議論も細かく描写されるようだ。『闇金ウシジマくん』シリーズの山口雅俊が演出を担当する。


 そのほか豪華ゲストの情報も後日発表される予定。佐藤、白石、山田の3名に加え、演出の山口、原作者の吉田からはコメントも寄せられている。


【佐藤二朗(能島譲役)コメント】
「どうでもいいようにみえることに心血を注ぐ」。職掌柄、よくやることではある。が、これほど、その一点のみに気を割いた作品は珍しい。「やれたかもしれない夜」は「人間の綻び」である。綻びがあるから、人は面白い。綻びがあるから、人生は色彩豊かになる。なんつって。なんつってじゃない。せっかく真面目に書いてるのになんつってはいただけない。笑っていたらいつの間にか泣いていた。そんなことが起きたら嬉しい。時に可笑しく、時に哲学で、時に切ない。そんな『やれたかも委員会』は、紛れもなく、純愛作品である。なんつって。


【白石麻衣(月綾子役)コメント】
月綾子役を演じる乃木坂46の白石麻衣です。『やれたかも委員会』のお話をいただいた時は、とても嬉しかったです。まだ演技の経験が浅いので、佐藤さんや山田さんの存在がすごく心強かったです。皆さんに楽しんで観ていただけると幸いです。よろしくお願いします。


【山田孝之(オアシス役)コメント】
既にAbemaTVで放送されている『やれたかも委員会』ですが、どちらも違った良さがあると思うので、どちらもお楽しみ頂ければと思います。


【演出:山口雅俊コメント】
注:ドラマ『やれたかも委員会』は、恋愛ドラマです。


【原作者:吉田貴司コメント】
この漫画は最初は僕が1人部屋の片隅で描いたものでした。
それがひょんなことからインターネットで広まり、たくさんの方のご協力により、この度地上波でドラマ化されることになりました。そしてこの豪華キャスト。ちょっと信じられないことです。
部屋の片隅から宇宙に飛び出た気分です。
どんなものが見られるのかワクワクしています。
今回はドラマオリジナルの世界観となり、漫画とはキャラクターの名前が若干異なります。
漫画とは一味違う一つのパラレルワールドとしてお楽しみください。
本作品を宇宙まで連れていってくれた山口監督、ならびにこのドラマに携わる全ての人に感謝します。


(リアルサウンド編集部)