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ロッシ、3位表彰台獲得のMotoGP開幕戦。予選後のマシンバランスに「満足していなかった」

2018年03月21日 20:01  AUTOSPORT web

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バレンティーノ・ロッシ/モビスター・ヤマハ・MotoGP
MotoGP開幕戦カタールGP決勝レースで、モビスター・ヤマハ・MotoGPのバレンティーノ・ロッシは3位表彰台を獲得した。ロッシにとって同チームと2年間の契約更新を行った直後のレースでもあったカタールGP。表彰台獲得により、ロッシはその決断が間違いではなかったと証明してみせた。

 3月15日、その去就に注目が集まっていたロッシがモビスター・ヤマハ・MotoGPと2年間の契約更新を行ったと、ヤマハから発表された。ロッシは2018年で39歳。MotoGPクラスにおける現役最年長でありながらいまだトップライダーとして君臨する“生きるレジェンドライダー”が、開幕戦で活躍を見せた。

 迎えたMotoGP開幕戦カタールGP、ロッシは8番グリッドからスタート。序盤から順調にポジションを上げていったが、11周目の1コーナーではらみ、アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ・チーム)とマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)の先行を許す。このふたりをとらえることはできなかったものの、ロッシは終盤にヨハン・ザルコ(モンスター・ヤマハ・テック3)を交わして最終的に3位表彰台を獲得した。

「すばらしい戦い、すばらしいレースになったよ。2017年は表彰台を期待していなかったので自分でも驚いてしまったんだけど、2018年はマシンのフィーリングがよかったからいいレースができると確信していたんだ」と、ロッシ自身もこの表彰台獲得には驚きと確信がないまぜになっている様子。

「それでも、速いライダーが10人もいたんだから、そのなかで表彰台に上れるかどうかは予想がつかなかった。グリッド3列目から好スタートして何台か抜くことができたこと、そしてもうひとつは終盤の戦い方が重要な鍵となったね」

「2017年同様、トップはドビツィオーゾとマルケスだった。彼らには余裕があったけど、それについていくことができて、最終的に近づくことができたので満足だよ。優勝には届かなかったけど、開幕戦で表彰台に上れたことは大きな収穫だよ」

 また、ロッシは次戦アルゼンチンGPに向けて、motogp.comのなかで次のように述べている。

「(カタールGPの)予選後、バランスに満足していなかったんだよ。それで、僕らはフロントタイヤをよくするために改善を図ったんだ。これはタイヤにはいいんだけれど決勝レースでのスピードを失ってしまう。僕らはすべてを試したよ。改善はできたと思うけれど、別のサーキットに行ったら、アルゼンチンに行ったら何が起こるのかわからないんだ」