高校生の進路相談イベントなどを運営する「オモレイ」は3月20日、「亀採用」の結果を発表した。同社は昨年8月から、名前に「亀」の文字が含まれる人を積極的に採用する「亀採用」を行っていた。
亀採用は大亀靖治代表の「亀がつく人に悪い人はいない」という考えの元、実施されていた。その結果、4月より"亀井"さんという女性メンバーが入社することが決定した。
最初は失笑されたものの、「問い合わせが多いならやってみようかな」と言われるように
亀採用では「名前に亀がつく人」10人からの応募があった。また同採用が話題になったことで、亀が名前に入っていない人からも問い合わせが約60件あり、会社説明会や社内懇親会に参加した人も多かったという。
キャリコネニュースの取材に大亀社長は「想像以上に会社の認知度も上がり、効果としてもよかったです。通常採用でも3人の入社が決まっているのですが、亀採用を知って応募してくれた人も少なくありませんでした」と話す。
「この採用を通して、やはり『亀が付く人は素敵だな』と思いました。優秀な人も多かったのでやってよかったと思います。亀採用で入社する亀井さん自身、面白い会社に入りたいと思っていて、ユニークな企画だと賛同して応募してくれたそうです」
実際、この採用を行って「亀という名前に誇りを持てました!」「(亀が付く人は)私も優しい方が多いと思っていた」「亀採用があるなら、次は鶴採用をやってほしい」などなどさまざまな声が寄せられたという。
「最初は社員から『そうなん……』と失笑され、知人や親からも『採用できるん?』と言われていたのですが、今は『問い合わせ多いならうちの会社もやってみたい』『あんたらしい企画やね』とか言ってもらえています」(大亀社長)
同社は今後も亀採用を継続していくとして、「亀対象者の人は是非お問い合わせください」と呼びかけている。