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NASCAR:17年王者トゥルーエクスJr.が2018年初優勝。トヨタに今季初勝利もたらす

2018年03月21日 09:51  AUTOSPORT web

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2018年初優勝を飾ったマーティン・トゥルーエクスJr.(トヨタ・カムリ)
モンスターエナジーNASCARカップは3月18日、第5戦オートクラブが行われ、2017年チャンピオンのマーティン・トゥルーエクスJr.(トヨタ・カムリ)が2018年シーズン初優勝。また、トヨタに今季初勝利をもたらした。

 決勝前日の予選でポールポジションを獲得したトゥルーエクスJr.は200周の決勝レースを序盤から圧倒。60周目までのステージ1、120周目までのステージ2ともに制覇する。

 ステージ3ではピット作業で前に出たカイル・ブッシュ(トヨタ・カムリ)が中盤までレースをリード。1秒以内の僅差でトゥルーエクスJr.が続き、トヨタ勢による一騎打ちが繰り広げられた。

 その後、レース残り30周を切ったところでトゥルーエクスJr.が逆転に成功。一方、交わされたブッシュはマシンのハンドリングが悪化したことでじりじりと後退してしまった。

 トゥルーエクスJr.は最終的に200周のレース中、125周に渡ってラップリーダーを務めてトップチェッカー。2位のカイル・ラーソン(シボレー・カマロZL1)に対し、11.685秒もの大差をつけて自身とトヨタ陣営にシーズン初優勝をもたらした。

「周りから“お前はいつ勝つんだ? いつステージ優勝するんだ?”と聞かれ続けてきた。だから、待たせたなって感じだよ」とトゥルーエクスJr.。

「レース中、最初にマシンセッティングをアジャストした時に、マシンのペースに自信を持つことができた。そのあとはタイヤをマネジメントしながら、クレバーな走りを心がけた」

「一度、5番手までポジションしたときはプッシュする必要に迫られたけどね。フロントタイヤをいたわりながら走って、クリーンエアーで走れるようになってからは、信じられないパフォーマンスを発揮できた」

 第2戦から連勝を続けていたケビン・ハービック(フォード・フュージョン)は38周目にラーソンと接触した際、ウォールに激しくヒット。走行は続けたものの、トップと9周遅れ、35位でチェッカーを受けた。

 モンスターエナジーNASCARカップ第6戦は3月25日、バージニア州のマーティンズビル・スピードウェイで行われる。