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LGBTIの強い支持を得て政治家へ!? 『SATC』シンシア・ニクソンNY州知事選に出馬

2018年03月20日 20:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

SATCの“ミランダ”、ニューヨーク州知事初当選なるか
世界中の女性の間で人気を博した米テレビドラマシリーズ『セックス・アンド・ザ・シティ(以下SATC)』で知られる女優のシンシア・ニクソンが、今年11月のニューヨーク州知事選に出馬する意向を固めた。

『SATC』では、NYマンハッタンをあくまでもオシャレに派手に、そしてミーハーに生きる女友達のなかにおいて、頭の良さや真面目な性格がコミカルに空回りする“ミランダ”はなくてはならないキャラクターであった。その職業は弁護士。演じるシンシア・ニクソン(51)が醸すお堅い雰囲気はあながちウソや虚像ではなかったのかもしれない。なんと彼女が政治家を目指し、ニューヨーク州知事選に出馬することを表明した。

当選すればニューヨーク初の女性州知事が誕生することになるが、道はやや険しい。まずは民主党内の予備選で、3期目の当選を狙うアンドリュー・クオモ知事(60)との候補者指名争いに勝たなければならない。しかしニューヨーク州は『SATC』の熱狂的なファンが多く、バイセクシュアルをカミングアウトしてのちに女性と結婚しただけに、シンシアにはLGBTI(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー・インターセックス)からの支持が強く期待できそうだ。また15年間パートナーだった写真家のダニー・モーゼス氏との間に2人の子供がいるため、ワーキングマザーの気持ちも理解しているであろう。

Twitterを通じて2分12秒のキャンペーン動画を公開したシンシアは出馬の理由について、自分は生粋のニューヨーカーで人権活動家でもあり、より良いニューヨーク、より公平で平等な暮らしの実現のため政治に参加することを決意したなどと語っている。クリーンな選挙キャンペーンや政治にこだわるため「特定企業との癒着や献金は一切お断り」とし、企業やお金ではなく“人々に支えられる政治家”を目指すと強調している。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)