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東京都庭園美術館が総合開館、建物公開展とフランス絵本の展示を同時開催

2018年03月20日 18:03  Fashionsnap.com

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東京都庭園美術館が、大規模改修の終了に伴い総合開館する。これに合わせて、「アール・デコ・リヴァイヴァル!」と題して2つの展覧会「建物公開 旧朝香宮邸物語」と「鹿島茂コレクション フランス絵本の世界」を同時開催する。会期は3月21日から6月12日まで。

 アール・デコ様式の旧朝香宮邸(現東京都庭園美術館本館)は宮邸として1933年に竣工し、戦後は吉田茂の外務大臣公邸や迎賓館として使用されてきた。同美術館では年に1度「建物公開展」を開催しており、アール・デコに纏わる所蔵コレクションや、旧朝香宮邸に纏わる記録などを展示している。今回は現在文化学園服飾博物館に所蔵されている朝香宮邸ゆかりの衣装や、アール・デコ時代のドレスやバッグ等が出品され、宮邸の室内空間が彩られる。
 「鹿島茂コレクション フランス絵本の世界」ではフランス文学者の鹿島茂が30年以上にわたり収集し、秘蔵してきたフランスの子どものための絵本コレクションを初公開。アール・デコ全盛期に活躍したアンドレ・エレや、漫画やアニメーションの先駆者バンジャマン・ラビエなどの絵本が展示される。
 なお、リニューアルした西洋庭園は広場を拡大し、休憩スペースを新設。「レストラン デュ パルク」は庭園を望む側を全面ガラス張りにし、開放的な眺望を楽しめるよう改築された。
■アール・デコ・リヴァイヴァル!「建物公開 旧朝香宮邸物語」「鹿島茂コレクション フランス絵本の世界」会期:2018年3月21日(水)~6月12日(火) 79日間会場:東京都庭園美術館休館日:第2・4水曜日(3月28日、4月11日、4月25日、5月39日、5月23日)開館時間:10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)※3月23日、3月24日、3月30日、3月31日、4月6日、4月7日は20:00まで開館観覧料:一般 900(720)円大学生(専修・各種専門学校を含む) 720(570)円中・高校生・65歳以上 450(360)円※()内は前売りおよび20名以上の団体料金公式サイト