4月6日からテレビ東京ほかで放送されるドラマ『宮本から君へ』の追加キャストが発表。あわせてエンディングテーマにMOROHAの“革命”が起用されることがわかった。
新井英樹による同名漫画を原作とした同作の主人公は、文具メーカー「マルキタ」の新人社員・宮本浩。ヒロイン・甲田美沙子との恋模様や、職場での数々の人間模様を通して、営業スマイルひとつできず、恋にも仕事にも不器用な宮本浩が前に進もうと奮闘する姿を描く。宮本役を演じるのは池松壮亮。脚本・監督は『ディストラクション・ベイビーズ』などの真利子哲也が務めた。
今回出演が発表されたのは、宮本に大きな影響を与える営業の先輩・神保和夫役の松山ケンイチ、神保の友人でデザイン会社に勤務する中野靖子役の蒼井優、宮本と神保の営業先である文具問屋ハタダの営業マン・安達辰也役の高橋和也、ライバル文具メーカー・ニチヨンの営業マン・益戸景役の浅香航大、文具の仲卸業者ワカムラ文具の営業部長・島貫康治役の酒井敏也。
松山ケンイチは「自分の仕事に対する考えとは全く違う神保を演じる機会を得られて嬉しく思っています。自分にとって仕事とは何かを考える時間になりました」、浅香航大は「僕は宮本や神保、その他の面々、そして益戸も、全て正義だと思いました。時代や背景、信念、目線によって、様々な捉え方で楽しんでいただけると思います」とそれぞれコメントを寄せている。
エンディングテーマに起用された“革命”は2013年に発表されたMOROHAのアルバム『MOROHA II』の収録曲。同アルバムのジャケットは新井英樹が手掛けた。アフロ(MOROHA)は「久し振りに出会う宮本にグラスを掲げて俺は言う。『乾杯、誕生日おめでとう。』これはお前の歌だよ」とコメント。
■松山ケンイチのコメント
自分の仕事に対する考えとは全く違う神保を演じる機会を得られて嬉しく思っています。
自分にとって仕事とは何かを考える時間になりました。
■高橋和也のコメント
「宮本から君へ」の台本を読んだ時、懐かしい感じがした。
みっともない青春が社会の中で揉みくちゃにされている。その様が愛おしくかつて自分が味わった敗北の日々を思い出させてくれた。
スマートである事を強要される時代に於いてこの泥臭い物語をやる事にどんな意味があるだろうか?人と人とが面と向かって己の主張を相手にぶつける事の出来た健康な時代。
今そんな事をすれば「特殊な人」として周りから浮き上がってしまうだろう。主人公の宮本は若く無知だ。しかし彼にはどこで覚えたのかは判らないが「執念」がある。この一点のみを武器に周りを振り回しながら強引に突き進んで行く。突き進んだ結果、負ける。しかしこの「負ける」ところにリアリティを感じるし、又同時に明日が見えてくる。
■浅香航大のコメント
この『宮本から君へ』という作品。。。とてつもないエネルギーでした。
多種多様な輪郭を持った方々の中、益戸景役を自分が演じきることができるのか、プレッシャーに押し潰されないよう奮起し続けました。
一癖も二癖もある益戸景というキャラクターが、僕をこの作品の中に立たせてくれていたんだと感じます。僕は宮本や神保、その他の面々、そして益戸も、全て正義だと思いました。時代や背景、信念、目線によって、様々な捉え方で楽しんでいただけると思います。
ご期待ください!
■酒井敏也のコメント
島貫部長本当に嫌な人です!
時代が嫌な人にしたのか?
育ちが嫌な人にしたのか?
業界の構造が嫌な人にしたのか?
そこまでするんだ島貫さん?
休日は何しているんだろう?友達居るのかな?
ドラマを見てそう思って貰えたら役者として嬉しいです。
■アフロ(MOROHA)のコメント
宮本から君へ
君、ってのは俺の事だ。
これは宮本からのメッセージ、そう思って十八歳の俺は原作を読んでいた。
その後、自分の生き様と運良く出会えた俺は気付けば、俺から宮本へ、送る言葉を綴っては人前で叫び散らかすと言う仕事についていた。
そして2018年、あいつは再び生まれ直す事になる。
久し振りに出会う宮本にグラスを掲げて俺は言う。
「乾杯、誕生日おめでとう。」
これはお前の歌だよ。