映画『家族のはなし』の追加キャストとポスタービジュアル、主題歌が公開された。
鉄拳のパラパラ漫画を実写化する同作は、リンゴ農園を営む両親とその息子を描いた作品。ある挫折をきっかけに自身の進むべき道を失った主人公・小林拓也が、親元を離れて東京で仕送りを受けながら大学生活を送る傍らバンドに熱中し、プロを目指すようになるというあらすじだ。拓也役を岡田将生が演じることがこれまでに明らかになっていた。
今回出演が発表されたのは、拓也の両親役を演じる時任三郎、財前直見、拓也の地元の同級生・明日香役を演じる成海璃子、拓也が東京で結成するバンドのメンバー役を演じる金子大地、佐藤寛太(劇団EXILE)、バンドのプロデューサー坂本役の水田信二(和牛)、拓也と明日香の地元の恩師・鈴木の渡辺憲吉。バンドのギタリスト・拓也役の岡田将生、ボーカル・柴田役の佐藤寛太、ドラム・渡辺役の佐藤寛太は3人とも楽器経験がなく、役作りのためにバンド練習に取り組んだという。
あわせて公開されたポスタービジュアルには同作のために髪を金髪に染めた岡田将生と、リンゴを抱えた父親役の時任三郎の姿が写し出されているほか、原作者の鉄拳が描き下ろしたイラストを使用。鉄拳は映画にアートディレクターとして参加しており、劇中では鉄拳のパラパラ漫画と実写映像がコラボレーションするという試みにも挑戦している。
また主題歌に起用されたのは、サイダーガールによる書き下ろしの楽曲“dialogue”。Yurin(Vo,Gt)は同曲について「改めて気づかされることがたくさんある映画でした。音楽をするために地元を離れて、たくさんの人に助けられてきたことを思い出しながら作りました。映像に寄り添える曲になっていると嬉しいです」と語っている。また映画では劇中のバンドが演奏する楽曲として、サイダーガールの“群青”“橙の行方”を使用。ボーカル・柴田役の金子大地が両曲をカバーし、歌声を披露している。