2019年卒の就活解禁から、１か月が経とうとしている。楽天が運営する就活情報サイト「みん就」は3月20日、2019年卒予定の女子学生を対象に、就職人気企業ランキングを発表した。
調査には、サイトに登録する女子大学生・大学院生のうち、ウェブ上のアンケートや就活イベントの参加者など2083人が回答。みん就が独自に選んだ600社のノミネート企業のうち、「男女関係なく活躍できそう」「結婚・出産後の働きやすさ」「プライベートの充実」「女性社員の魅力」など複数の項目から、企業を上げてもらい、サイト独自の算出方法で順位づけした。
ITコンサルは激務と思われがちだが、最近は「女性活躍」企業として表彰実績も
みん就では昨年、2018年卒の学生を対象にした人気企業ランキングを発表し、女子学生から人気だった企業のランキングも出している。ただ、結婚・出産後の働きやすさなど、女性が気にしやすい項目に特化した調査は今回が初めてとなる。
1位は化粧品メーカーの資生堂。化粧品メーカーは、2位の花王、9位のカネボウ化粧品、10位のコーセーなど、トップ10に4社がランクインした。
また、3位の全日本空輸、5位の日本航空、16位のエイチ・アイ・エスなど、旅行関連の企業も人気だ。6位オリエンタルランドや15位のPlan・Do・Seeのように、レジャーやブライダル関連企業も注目されている。
このほか、ワコール（4位）、楽天（8位）、アクセンチュア（7位）など、18年卒の人気企業ランキングには見られなかった企業が目立った。
アクセンチュアはITコンサル業界ということもあり激務のイメージがあるが、昨年、日経WOMANが主催する「女性が活躍する会社BEST100」で「ワークライフバランス度部門」の4位に入ったり、2016年に日本生産性本部が主催した「女性活躍パワーアップ大賞」で優秀賞に選出されたりしている。こうした受賞経歴が、女子学生に働きやすいイメージを与えているのかもしれない。
