展覧会『第18回写真「1_WALL」展』が3月20日から東京・銀座のガーディアン・ガーデンで開催される。
同展は、今年18回目となる個展開催の権利をかけた公募展。一次審査、二次審査を通過したファイナリスト6人がそれぞれ1壁面を使って作品を発表するグループ展となる。会期中の3月23日には公開最終審査会を行ない、審査員による審議によってグランプリ1名を決定。受賞者には個展開催の権利が与えられ、個展制作費として20万円が支給される。
出展者は、寓意的なモチーフを構成して聖書の視覚化に取り組む稲田フランコタデオや、2人の妹と故郷を9年間にわたって撮影している影山あやの、ポラロイドカメラで撮影した肖像の裏に行方不明の家族に宛てた手紙を書いてもらうプロジェクトを行なう苅部太郎、写真の上に物体を重ねるなどの加工をしたのちに再撮影してイメージを作り上げる中野泰輔、様々な土地で撮影したスナップショットを展示するLily Shu、モノクロで街を切り取るった林佳文の6人が選出されている。
審査員は飯沢耕太郎、鈴木理策、百々新、姫野希美、増田玲の5人。